2020年1月3週振り返り(上がらない長期金利)


おはようございます!今週はダウが1.82%高、S&P500が1.97%高とともに2週続伸、ナスダックは2.29%高と6週続伸しています。

米中貿易協議の第1段階合意が署名されました。マーケットは素直に好感していてダウは29000ドルを超え、29348ドルと30000ドルまで650ドルまで迫っています。その裏には順調な米国決算、JPM、CITI、MSが今週発表した決算は総じてコンセンサスを上回るものでした。

来週以降はFAANGやインテル、マイクロソフトなど主要企業の決算が控えています。それ次第ではダウ30000ドルも見えてきました。ここまで米株が上がってくると気になるのがやはりバリエーションです。PER20倍まで買われるとさすがにバブルの始まりを意識します。

そんな中、高いバリエーションを説明しているのが、比較的低位に収まっている米国長期金利です。米国長期金利は昨年8月にボトム1.45%を打ってからは上下を繰り返して現在1.82%まで回復しています。この長期金利が急伸する場合は警戒が必要です。

米国長期金利の1年チャート

以前2.50%を超えてくると警戒が必要と言及しましたが、米株のバリエーションが切り上がってきているため、もう少し低い水準、例えば2.10%程度でも警戒が必要だと思います。つまりその水準を超えてきたら株価に調整圧力がかかると考えています。

もし長期金利が急騰して2.10%を超えてくることがあれば、長期見通しを強気からニュートラルに変更したいと考えています。それまでは引き続き株式の割合を高めにしたポートフォリオを推奨しています。

逆に長期金利がこの水準を保っている場合は、強気継続。もしかしたらバブルが起こる可能性も考えています。その場合は勿論乗るしかないです。

今週もお疲れ様でした。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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