2020年7月5週振り返り(地域別強弱感)


おはようございます!週間ではダウ平均が0.16%安と小幅に2週続落した一方、S&P500は1.73%高と反発し、ナスダック総合は3.69%高と3週ぶりの大幅反発、月間ではダウ平均が2.38%高、S&P500が5.51%高、ナスダック総合が6.82%高とそろって大幅に4カ月続伸しました。

FOMC、決算シーズン、米国GDP発表、錯綜する情報の中、何が世界で起こっているか、少しまとめたいと思います。まず中国、非常に強い。金曜日発表された中国製造業PMIは51.1と予想の50.7を上回り、好不調の境目の50.0を上回りました。2月に35.7とボトムを付けて以降、その回復は顕著です。

中国の好調さは個別銘柄の決算でも際立っています。まず英豪系資源大手リオ・ティントは予想を上回る決算を発表。中国経済について、新型コロナウイルス感染拡大を受けた当局の景気支援策により、急角度のV字回復がみられると指摘しています。

また機械大手ファナックは予想を下回る決算を発表していますが、中国については4-6期受注額が前年同期比6割増加したと述べています。つまり中国の建設材料の鉄鉱石の需要や、工場用の機械の需要は非常に強い事が分かります。まさにV字回復です。

ただ一つ懸念材料もあります。米中関係の先鋭化です。半導体テスタ大手アドバンテストは予想を下回る決算を発表しています。5月からの米国の中国企業規制強化が響き、中国企業が投資を保留する動きが出てきている模様です。つまり5G向けの投資が停滞している可能性があります。

ただ中国をトータルで見るとマクロ、ミクロ両面でその好調さが伺えるという事が言えます。次に欧州。欧州経済はドイツ次第、そしてドイツは中国への輸出次第と言えます。好調な中国の需要により先週発表されたドイツPMIは50.0と2018年12月以来好不調の境目50.0に達しました。

また欧州はユーロ共同債を発行することを決定し、それは欧州にとってポジティブな影響をもたらしました。つまり欧州も中国の回復の影響から比較的良いと言えるでしょう。次に日本、これは悪い、と言えます。まず決算が想定以上に悪いです。

キャノン、アドバンテスト、ファナック、日産、パナソニック、日本を代表する企業が決算を取りこぼしています。そしてそれに追い打ちをかける、円高。ドル円は104円台まで下落しています。日本株は調整すると考えています。

最後に米国、こちらも短期的に下目線です。今週発表された新規失業保険申請件数は143.4万件と予想の145.0万件を下回るも、前回の141.6万件を上回る数値。更に、失業保険継続受給者数は1701.8万人と予想の1620.0万人を大きく上回りました。

つまり雇用の回復ペースが鈍ってきていることが分かります。5.6月の米国指標はまさにV字回復を示唆していました。しかしここへきてその回復のペースが弱まってきていることが分かります。それは為替市場に素直に影響しています。

中国の影響が強い豪ドル米ドルや、ユーロドルは高値を更新しています。それはドルが比較的弱くなってきているという事も示唆しています。つまり相対感で、弱い米国、強い中国、を表しているとも言えるでしょう。この傾向は暫く続くと考えています。

今週もお疲れ様でした。今週はのんびり家で過ごしていました。そろそろ筋トレを始めたいなと思っていますが、なかなか体が動きません。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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