2020年6月3週振り返り(マイクロソフトと半導体株)


おはようございます!週間では、ダウ平均が1.04%高、S&P500が1.86%高、ナスダック総合が3.73%高とそろって反発しました。ダウの弱さとナスダックの強さが目立つ週でした。

ダウの象徴はボーイングで週間では-1.31%下落しています。一方ナスダックの象徴はマイクロソフトで週間では3.95%上昇しています。つまり大型ハイテク株が緩和により強い一方、コロナウィルス感染拡大による経済活動再開銘柄の下落が目立つ週という事が言えます。

私はナスダックが強くなると先週の振り返りで述べました。実際ナスダックは6日続伸しています。そしてその状況は暫く変わらないかもしれません。その理由はコロナウィルスの米国での感染拡大が挙げられます。金曜日はカリフォルニア州等の1日の感染者数が過去最大を記録しています。

こうなってくると経済活動再開銘柄、つまり航空株、クルーズ株、低位株は、比較的弱くなるでしょう。つまりダウは弱い傾向が続くという事です。ナスダックも押す可能性はありますが、ダウほど下がらないと考えています。いずれにせよコロナウィルスの再拡大により一旦下押しするかもしれません。

さて珍しく日本株個別です。東京エレクトロンは18日2021年3月期の連結純利益が前期比11%増の2050億円になる見通しだと発表しました。売上高は14%増の1兆2800億円で過去最高になる見通しです。いずれもコンセンサスを上回る見通しでした。それを受け19日株価は7.13%上昇しています。

5GやAI、世界的なリモートワークの広がりによるサーバー向けの需要の増加を背景に、取引先の半導体メモリー大手が設備投資を拡大することが好調の要因です。世界半導体市場統計(WSTS)によると、20年の半導体市場は4259億ドル(約45兆円)と前年を3%上回る見通しです。

供給過多による在庫調整の影響で月次でマイナスが続いていた半導体の販売額は、2月に14カ月ぶりに前年同月の実績を上回り、4月も6%増とプラスを維持しています。(日経新聞参考)つまり何が言いたいかというとメモリーの需要が戻ってきているのです。

伸びている5G 向けの高性能半導体だけでなくDRAM、NANDなどのお馴染みの半導体も復活し始めているという事です。これは半導体株に強気の材料です。今後はマイクロソフトだけでなく半導体株にも注目したいと思います。

今週もお疲れ様でした。自粛期間が明け、外食も程ほどにしたので満足しています。週末は少しゆっくり休もうと思います。来週もよろしくお願いします。よい週末をお過ごしください。


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