2020年5月5週振り返り(ファクトの積み上げ)


おはようございます!週間では、ダウ平均が3.75%高、S&P500が3.01%高、ナスダック総合が1.77%高とそろって2週続伸し、5月月間ではダウ平均が4.26%高、S&P500が4.53%高、ナスダック総合が6.75%高と3指数がそろって大幅に2カ月続伸しました。

今週はダウ、日経ともに経済活動再開の期待により、長いレンジを上抜けた週でした。特に日経平均は週間で1500円上昇しており、その上昇は顕著でした。ここで日経平均の1年チャートを添付します。

今週はダウがナスダックをアウトパフォームしました。つまりハイテク株は休憩、オールドエコノミーが上昇したという事です。もう少し詳しく言うと、経済再開への期待から資本財のボーイング、3M、キャタピラー、また銀行株のGS、JPM、CITIの上昇が目立ちました。

ダウのナスダックに対してのアウトパフォームですが、続かないと考えています。所詮売られていたところのリバーサルという事です。つまりマイクロソフトとボーイング、何方が今後上がる可能性が高いかという事だと思います。勿論私はマイクロソフトだと考えます。

マーケット全体に関してですが、2番底の可能性はかなり低くなってきました。私は2月24日から弱気だった相場見通しを3月24日に強気に変えました。理由は財政金融両面での政策によるものです。特にFRBの無限量的緩和はとても強力だと考えました。

『何でもやる』その姿勢が、マーケットを落ち着かせたことは確かです。特に圧倒的なドル不足によるドル買い、換金売りによる安全資産の米国債と金の投げ売り、が収まったのが3月24日でした。それを見て私はここが相場の底だと判断したのです。

私は相場を予想しません。つまりコロナウィルスが何時収束に向かうかを予想しても意味がないと考えているからです。しかし今起こっているファクトを積み上げることによって少し先の事が分かると考えています。私の相場見通しはそういう考えのもので行われています。

2月24日に相場見通しを弱気に引き下げたときもそうです。米国長期金利が昨年8月の安値を下方ブレイクして、マイクロソフトの膨らんだバリエーションが巻き戻された、そういうファクトを積み上げてこれから下がると考えたのです。

つまりロジカルに今起こっているファクトを積み上げれば、相場の方向を予想する事は可能だと考えています。それは再現性があるものだとも。重要なことは、先の事を予想しないこと、今起こっていることを広い視野で見ることなのです。

今週もお疲れ様でした。今週は久しぶりに友人ともつ鍋を食べに行きました。来週は焼き肉を食べに行く予定です。最高ですね。浮かれすぎない程度に楽しみたいと思います。今週もお疲れ様でした。来週もよろしくお願いします。


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