2020年12月3週振り返り(ファクトを集める)


おはようございます!週間ではダウ平均が0.44%高、S&P500が1.25%高、ナスダック総合が3.05%高とそろって反発しました。

今週のメインイベントFOMCはノーサプライズ、債券購入の期間の延長を明確化したのみで、追加緩和はありませんでした。その後米国株式市場は、追加財政政策の早期成立期待から主要3指数は史上最高値を更新、堅調に推移しました。基本的に抜けたら買い、トレンドは上方向を目指しています。

しかし米国の足元の経済指標は芳しくありません。11月小売売上高は-1.1%と予想-0.3%前回0.3%を大幅に下回りました。また12月総合PMIも55.7と前回58.6を下回りました。新規失業保険申請件数も88.5万件と予想80.0万件前回86.2万件を上回っています。

しかもトレンドは悪化を辿っていてまだボトムが見えていない状況です。つまり足元の経済の悪化と、ワクチン普及と追加財政政策への期待の、綱引きが起こっているという事が言えます。そして今はその綱引きは期待が強いという状況と言えるでしょう。

ただし、それは米国だけを見た景色とも言えます。ドイツ製造業PMIは58.6と予想56.4前回57.8を大幅に上回りました。欧州の非製造業PMIも総じてコンセンサスを上回っています。また中国小売売上高は5.0%鉱工業生産は7.0%とコンセンサス通りも非常に良い数値を出しています。日銀短観もコンセンサスを上回りました。

つまり、米国以外の指標は改善の傾向を示しているのです。特に良いのが中国、そして中国に輸出する国です。例えば鉄鉱石を中国に輸出するブラジルの株価はここ1ヵ月で10%上昇しています。また欧州株や日本株もS&P500をアウトパフォームしています。それは中国がモノを買っているからです。

この傾向は以前から言及している通りの事で、暫く続くと考えています。モタモタしている米国より、政策に進展のある欧州や日本、更にコロナから回復している中国とその恩恵を受ける周辺国のほうが優位という事が言えます。

8月に新興国がアウトパフォームするだろうと言いました。それは指標を見れば誰でも言えたことだと思います。日本が良いと言ったのも11月でした。明らかにファンダメンタルが変わったからです。それを素直にポートフォリオに反映する。それがポートフォリオマネジメントです。

予測しないことです。コロナが何時収束するかを予測しても株価に関しては、何も意味がありませんでした。しかし足元の指標やインジケーターを注意深く観測する事により少し先の未来が見えるのです。今回言いたい事はそう言う事、ファクトを集める事により少し先の未来が見えるという事です。

今週もお疲れ様でした。今週は絵を描いたり、スナックで歌を歌ったり芸術週間でした。とても充実しました。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です