2020年12月1週振り返り(3つのポイント)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.03%高、S&P500が1.67%高とともに2週続伸し、ナスダック総合は2.12%高と3週続伸しました。

今週のポイント一つ目は米国指標の悪化です。11月ISM製造業景況指数は57.5と予想57.9前回59.3を下回りました。11月ISM非製造業景況指数は55.9と予想56.0前回56.6を下回りました。そして雇用統計、非農業部門雇用者数は24.5万人と予想46.9万人前回61.0万人を下回りました。

総じて言えることは経済のモメンタムは下です。それはコロナウィルス再拡大の影響によるものと考えられます。しかし米国株価は底堅いです。それはワクチンに対する期待と、追加財政政策に対する期待によるものと考えられます。今後も実体経済の悪さと将来への期待で株価はフラフラしていくでしょう。

2つ目のポイントは長期金利の上昇です。経済指標の悪化による、マーケットの追加財政政策の要求が長期金利を押し上げています。米国10年国債利回りは0.98%台まで上昇し、3月20日以来の高水準を記録しました。これは相対的にハイテク株に不利になります。つまりナスダックは暫くはアンダーパフォームするでしょう。

3つ目のポイントはドル安です。ワクチン普及期待からくる景気回復を見越してドルが売られています。豪ドル米ドル、ユーロドル、ポンドルなどは2年ぶりの高値水準まで買われました。また新興国通貨も買われています。この傾向はしばらく続くでしょう。

また新興国通貨に対するドル安は、新興国通貨にお金が流れていることを意味します。中国をはじめとする、ブラジル、ロシア、などの新興国にリスクマネーが集まってきています。それはしばらく続くでしょう。つまり米国株に対して新興国株がアウトパフォームするという事です。

今週の3つのポイントのうち一番注目すべきは、長期金利の上昇です。12月のFRBの追加緩和が期待できない中、金利は上昇しやすい状態にあります。その中で追加経済対策が可決された場合、財政赤字拡大への懸念から長期金利が1%を超える場面が出てくるかもしれません。その場合米国株式にプレッシャーがかかると考えています。

今週もお疲れ様でした。今週はアマゾンで久しぶりに冬用アウターを購入しました。しかし外に出る機会がなくまだコンビニにしか着ていっていません。早く着て歩きたいです。来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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