2020年10月3週振り返り(下目線)


おはようございます!週間ではダウが0.07%高、S&P500が0.19%高、ナスダックが0.79%高で引けています。週前半に上昇も中盤から値が重い展開でした。

トランプ大統領が行った対話集会で司会のサヴァナ・ガスリー氏がトランプ大統領に『あなたは大統領で、誰かの狂ったおじさんではないのだから』と発言しました。確かに最近のトランプ大統領の行動は行き過ぎているように感じます。

マコネル共和党上院院内総務を無視し、追加経済対策の1.8兆ドル規模からの上乗せを示唆。選挙前に何とか法案を可決にしたいという思惑が透けて見えます。現実的には、ペロシ下院議長とムニューシン財務長官の会談は平行線で選挙前に何か決まる気配はありません。

警戒するべきは、敗色濃厚のトランプ大統領が選挙前に何か言いだす事でしょう。特にトランプ大統領は最近はコロナウィルスの事を平然と中国ウィルスと呼んでおり、中国に対し制裁等を行う可能性もあります。

またソマリアからの在留部隊の撤退の可能性を示唆しているように、安易な支持層へのアピールの為に安全保障を危機にさらす可能性もあります。いずれにせよ何をするか分からないのがトランプ大統領です。

相場に関しては下目線です。先週の振り返りでは調整が起こる可能性があると書きましたが、未だ起こっていません。今週はヨコヨコでした。ただ金曜日引け味は悪かったです。340ドル高だったダウも110ドル高まで押されています。またナスダックに関してはマイナス圏で引けました。

金曜日はファイザーとビオンテックのワクチンが11月下旬に申請されるとの報道や、9月小売売上高が1.9%と予想0.7%前回0.6%を上回る好結果と、好材料が多かったわけです。それでもナスダックがマイナス圏に沈むというのはあまり良い状態ではないと考えます。

為替もフラフラとしていますが、決してドル安のリスクオンという状況ではありません。長期金利に関してはニュートラルですが0.749%は今の株式に対して少なくとも大いに支援的な水準ではありません。

となると、選挙前に何が起こるか分からないので、過度なリスクテイクを取ることはないと考えます。それよりも何かのきっかけでの下落リスクを考慮する必要があると思います。選挙結果が確定してからリスクを取れば良いかと。

今週もお疲れ様でした。今週も家でゆっくり過ごしていました。すこし運動をしようかと思ってますがなかなか体が動きません。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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