2020年10月1週振り返り(リブ・アンド・レット・ダイ)


おはようございます!週間では、ダウ平均が1.87%高、S&P500が1.51%高とともに5週ぶりに反発し、ナスダック総合は1.48%高と2週続伸となりました。

トランプ大統領が新型コロナウィルスに感染。人命にかかわる事なので何とも言えませんが、脇が甘すぎる。大統領選挙前のアリゾナ州などの激戦区での遊説がキャンセルになり、バイデン氏が一気に有利に。マーケットは急速にバイデン大統領を織り込みに行きました。

具体的には法人税増税や規制強化を主張しているため、金曜日は大型ハイテク株が大きく下落、ダウが0.48%の下落に対しナスダックは2.22%下落とアンダーパフォームしています。問題はこの先の事ですが、ポジティブな面もあると考えています。まず、大統領選挙がもめない可能性が出てきた事。

つまり、バイデン氏圧勝でトランプ大統領がごねて最高裁判所までもつれることがなくる可能性が出てきたわけです。そして民主党が上下院を押さえれば、政策のねじれが解消され、追加経済対策の合意が容易になる可能性があります。これは大きなことです。

ただ、いずれにせよ大統領選挙後の事なので、この1か月間はやはりフラフラした相場が続くと考えています。懸念材料としてはやはり経済統計です。ISMは55.4と予想56.3前回56.0という結果でした。これは少なくとも経済の回復が鈍化しているということを示します。

雇用統計も失業率は7.9%と予想8.2%前回8.4%を下回り好結果でしたが、非農業部門雇用者数は66.1万人と予想85.0万人前回148.9万人を下回っています。これも回復のペースが予想より鈍化しているという事が言えます。これは明らかに追加経済対策の遅れの影響です。

欧州に関してもコロナウィルスの再拡大により景況感が悪化しています。それはサービス業PMIが軒並み悪かったことで説明されます。唯一非常に良いと言えるのが中国です。ドイツ製造業PMIは56.6と18年5月以来の高水準。つまり中国向けの輸出は順調だという事が言えます。

ここから言える事は、景気は各国まだら模様だという事です。そして世界経済を牽引する米国は大統領選挙を見ています。そして新しい大統領はバイデン氏の可能性が高くなってきたという事です。世界がまた動こうとしています。どう社会が変わっていくか楽しみです。

今週もお疲れ様でした。今日は夜食事へ、明日はお墓参りに行く予定です。春秋の彼岸にいつも行ってるんですが、今回春の彼岸はコロナで行けなかったので1年ぶりのお墓参りです。先祖に挨拶してきます。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。


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