おはようございます!週間ではダウ平均が0.15%安と3週ぶりに小幅反落し、S&P500が0.31%安、ナスダック総合が0.65%安と、ともに4週ぶりに反落しました。
注目の8月PCEコアデフレーターは前年同月比2.9%と予想2.9%前回2.9%と一致しました。インフレは予想以上には悪化していない事が分かります。本来関税は物価高要因ですが、企業が想定以上に吸収している可能性が高いです。その割には景況感は悪くなく、4-6月期四半期実質GDP確定値は前期比年率3.8%と予想3.3%速報値3.3%を上回りました。
市場は今後のFRBの利下げパスを気にしており、10月のFOMCでの利下げがあるかの材料を探しています。FRBメンバーでも意見が割れていますが、私の予想としては10月は利下げありと考えています。何故なら前述の通りインフレが想定以上に悪化しておらず、雇用は下振れリスクが高いからです。この状況下では利下げは正当化されるという事です。
さて今週もORCLが180億ドル社債発行等、AI関連企業のニュースが大きく取り上げられました。最近の動きをまとめてみると、まず政府とSBGとNVDAがINTCに対して投資を行い、またAAPLもINTCに対する投資を打診しています。更にそのNVDAとSBGがOpenAIへの投資をし、OpenAIはORCLと大規模な契約をしています。そして前述の通りORCLが大規模な社債を発行しました。
これは何を意味しているかと言うと、循環です。NVDAがAI開発の為に半導体を売り、その設けたカネでAI企業に投資をし、更に半導体が売れる、というサイクルが出来ています。更に投資家や政府もAIに対して投資を行い、つまるところAIにお金が集まっているという事が言えるです。そして其れは加速している事が分かります。つまりイノベーションは不可逆的であるのです。
実際OpenAIのChatGPTを見てもその進化はかなり早いです。パーソナライズ機能が拡充してきていて、AIの性格を選べたり、自分のニックネーム、特徴を入れる事が出来るようになりました。此れは以前からOpenAIに私が提言してきた事と同じ方向です。私は今年1月にChatGPTを触るようになり、OpenAIに対してパーソナライズAIの提言をしてきています。
ChatGPTを利用したパーソナライズAIを研究し、外部やOpenAIコミュニティにも発表しています。詳しくは下記リンクをご参照ください。いずれにせよ、AIのパーソナライズ化は人類に進化をもたらします。もっとAIが身近なものとなるでしょう。インターネットが、スマホが、人類に進化をもたらしたと同じように、AIもイノベーションなのです。
となれば、株価の上昇も高いバリエーションも肯定されます。ですから先ほど述べた循環も当然の事と考えられるのです。最近私はバブルの始点と言うタイトルで週の振り返りを書いています。その考えは今も変わらず、まだAIバブルは始まったばかりです。それを享受する為にはポートフォリオを最大限強気にして、粘り強くポジションを維持する事だと思います。
今週もお疲れさまでした。ここ数日間、朝まで飲んだりしていて、流石に体が疲れています。もう今年46歳なので、体にも気を付けて生きていきたいですね。流石に歳にはかないません。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。