2025年5月3週振り返り(事実を確認後)


おはようございます!週間ではダウ平均が1405.36ドル高(+3.41%)、S&P500が5.27%高、ナスダック総合が7.15%高とそろって反発し、3指数ともに4月11日以来の週間上昇率を記録しました。

注目の4月CPIは前年同月比2.3%と予想2.4%前回2.4%を下回りました。またコアは前年同月比2.8%と予想2.8%前回2.8%と一致しています。関税の賦課にも関らずコンセンサスを下回ったのは個人的には意外でした。ただ事実として受け入れるべきで、私は5月14日相場見通しを弱気から中立に変更したのです。理由は明確でスタグフレーションリスクが低減したことによります。

雇用もそこまで悪化していませんし、今回のインフレ指標も想定以上の結果にはなりませんでした。そしてそれはFRBの利下げ余地が上昇したという事に他なりません。おそらくFRBは今年2回の利下げを行うでしょう。となれば株価は上昇の余地があると考えたのです。また中国との関税交渉が行われなんと145%だった対中関税が30%になりました。また125%だった対米関税も10%という結果です。

腑に落ちないと言うのが正直な感想ですが、少し加えると中国は何も譲歩していません。それにも関わらず米国が条件を大幅に緩和したという事は、米国の立場の弱さを露呈しました。というよりもトランプ大統領が屈した格好となっています。ただし事実としての関税率の引き下げは世界的な混乱を解消し、株価に上昇余地を与えました。それは認めなくてはなりません。

私は4月CPIを見るまでは相場見通しを変更するつもりはありませんでした。その位4月CPIは今後を占う大きな材料だったのです。それがポジティブであったことにより、それまで悲観的だった私の想定が崩れました。ですからまずは中立に引き上げたのです。そしてナスダック100を20%ポートフォリオに加えたのです。ナスダックを選考した理由は明確です。

それはAI需要です。中東への半導体規制が緩和され、トランプ大統領は中東各国と経済協定を結んでいます。その行動は非常に評価でき、彼でしかできない事をやったと思います。複数国と1兆ドル規模の経済協定は大きな成果です。中東はソブリンAIを開発していますしAIに対する需要は強いでしょう。またそれ以外でもOpenAIはパーソナライズAIを推進しています。私もAIを1月から使っていますがその進化は驚く限りです。

AIはインターネット、スマホ、の次に来るテクノロジーと言う実感が高くなってきています。ですから私はナスダック100を20%ポートフォリオに加えたのです。つまり、現状政策不安やインフレ再燃懸念が緩和され、相場見通しを弱気から中立に変更、そしてAI期待からナスダックを加えた訳です。今後としましても、若しかしたらAIバブルが起こるかもしれないと考えています。

つまり気持ちは強気に傾いているという事です。ただまだ強気にはしません。例えばナスダック100が明確に高値を抜けた場合、更にナスダック100を買い増すと考えています。いずれにせよそれは将来の話、今は中立にして様子を見たいと思います。事実を確認してからでも、相場に乗るのは遅くないです。それよりも慌てて買う方がリスクが高いのです。

今週もお疲れさまでした。今週は一般社団法人の登記が完了し、法人口座の開設や税務関係の提出をしていました。経験のない事でしたが滞りなく済んだところです。少しほっとしています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。