トランプ大統領が関税の賦課を発表した翌週の月曜日、私は私の出来る事をします。それはつまり、皆さんに思想を届ける事です。トランプ大統領の起こした事は、単なる関税の賦課ではありません。それは今まで培ってきた先人の努力と構造を踏みにじる行為です。まずこのことにより西側の協調は完全に崩れました。そして、サプライチェーンの断絶により、中国が米国と付き合う意味がなくなりました。
つまり国際社会の分断が起こったわけです。それはソブリンティの危機とも表現できます。第二次世界大戦から、冷戦、グローバリズム、によって西側の隆盛がありました。その間東側は雌伏の時だったのです。紐解いていきましょう、まず一国の大統領の権限が強すぎるのです。トランプ大統領により、一瞬で何十年も培ってきた国際協調体制が崩壊しました。
それはトランプ大統領への批判にとどまらず、米国の民主主義制度への不信と現れます。つまり西側でさえ米国を信任できない状況となりました。ナショナリズムがナショナリズムを呼ぶ悪循環が生まれています。それはポピュリズムの暴走とも言えるでしょう。つまり各国が自国の利益だけを求める体制が出来てしまったのです。その点で先人が培ってきた体制を一瞬で踏みにじりました。
それは勿論経済面だけではありません。地政学リスクが果てしなく高くなりました。その象徴が台湾です。米国と経済的に組む必要がなくなった中国は、台湾を併合するでしょう。つまり近い将来台湾有事が起こります。そして協調体制がない西側は対抗できません。習近平にとってチャンスがやって来たのです。中国が完璧になった音が私には聞こえました。
それは、洗脳教育により思考の統一を行い、歴史の改竄で時間軸を独占し、共同富裕で格差の統制、中華思想で自国中心の世界観の刷り込み、一帯一路で実質的な覇権拡大を行い、習近平体制で永続的な権力集中を行ってきた中国が整ったのです。そのきっかけを与えたのが米国のトランプ大統領という皮肉な結果となりました。彼らは相手がスキを見せるのを100年待ちます。
その中国がスキを見逃すはずがありません。台湾を手に入れた中国はハワイに届きます。つまりトランプ大統領の行為は、第二次世界大戦後最も劣悪なものとして受け継がれるでしょう。私の人生でも一番の歴史的な事が起きたと認識しています。日本も対岸の火事ではありません。米国を頼れない今、中国に依っていく可能性が高いです。
マーケットはまだ下がるでしょう。ただし既にそういう問題ではないのです。我々の社会構造が変わってしまった、それが先週起きた出来事です。それに対し事実を認識し、自分が出来る事をします。私は3月末、6月の花という慈善団体を立ち上げました。4ユニットからなり、①人材育成事業、②発達障害者支援、③政治参画、④AIと哲学、という構成です。
まず人材育成事業は私が可能性のある若者を育成したいと考えています。次に発達障害者支援は発達障害者の子供たちに音楽を届けます。そして政治参画では実際に政治に参加していきます。AIと哲学ではAIと人類の共生を考えています。此処で皆様にお願いがあります。①で有望な若者の紹介、②で発達障害者とのコネクションがある方、等何か出来る事があれば協力お願いします。
ご連絡はメールでお願いします sugimoto@6gatsu-no-hana.com
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