おはようございます!週間ではダウ平均が2.15%高、S&P500が1.74%高、ナスダック総合が1.65%高とそろって2週続伸しました。
今週は日銀政策決定会合がありました。事前報道の通り、利上げが行われました。マーケットも織り込み済みでボラは上がったものもドル円は155円~156円台で推移しています。また20日には米国でトランプ大統領が就任し、多くの大統領令が敢行されました。注目点はエネルギー価格を下げ、インフレを落ち着かせ、利下げを求めるという内容です。ロジック的には問題はないのですが、実際にエネルギー価格を下げる事が出来るのかは疑問です。
また現状のインフレ率で利下げを求めるのは無理があり、いつものトランプ大統領と言ったところでしょうか。いずれにせよ、来週のFOMCは利下げはないでしょうし、それに対する文句を言うトランプ大統領が予想されます。また関税については、就任当日に関税は賦課されませんでしたし、思った以上に慎重と言う印象をマーケットは持っています。ただカナダ・メキシコに対しては2月1日までに25%の関税を賦課すると言う報道はありました。
また中国に関しても追加関税を10%行うという報道もありましたが、事前の懸念よりは保守的と言った印象を与えています。私個人としては、何時であろうと何パーセントであろうと関税は確実に賦課される方向であり、それはインフレを助長する行為だと考えています。つまりエネルギー価格を下げようが、インフレに対しては自分でクビを締めている訳で、結局インフレは収まらない方向に舵を取っているように感じられる訳です。
相場に関してですが、思った以上にトランプ大統領が保守的という印象から株価は上昇しています。S&P500は木曜日高値を更新しました。また警戒感から暫く下がっていたドルストレート、豪ドル米ドルやポンドル、ユーロドルはリバウンドしています。つまりリスクオンと言ったところでしょうか。ドル円に関しては日銀政策決定会合もあり良く分からない印象です。長期金利は4.6%台とピークよりは下がりましたが高水準です。
本来ならば高値を更新した事もあり、相場見通しを強気に変えたいところです。実際欧州株も高値を更新しており、マーケットの雰囲気はかなり良い状況になっています。ただしバリエーションが既に高く、これ以上の上昇はバブルがないと起こりませんですし、今バブルかどうかの判断は非常に難しいです。確かにAIに対する設備投資は上がってきています。それに対する半導体などの需要は高いです。
強気にするならナスダック100を25%買うつもりなんですが、決心がつかないのです。その理由はまずトランプ大統領が何をするか分からない事、つまり不確実性が高い事、また前述の通りバリエーションがパンパンに膨らんでいる事です。また来週にはFOMCやGAFAMの決算があり見たいことも理由に挙げられます。昨年パフォーマンスでかなり取れた事もあり、保守的になっている自分が居ます。
またインフレ率に対しても本当にこれから順調に下がっていくかは疑問を感じています。マーケットは完全にノーランディングを織り込んでいます。インフレも順調に下がり経済は成長する。やはり私はそれに対して疑問を感じている訳です。それはインフレと景況感は本来シーソーゲームだからです。インフレが下がるためには景況感は悪化しなければならないはずだからです。やはり少し見守りたいと言うのが気持ちがあります。
今週もお疲れ様でした。今週は自分のビジネスについて考えていました。新しいことをやりたいと考え新規ビジネスのアイデアを練っていました。大分考えもまとまりましたが慎重に進めていきたいと思います。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。