おはようございます! 週間ではダウ平均が1.39%高、S&P500が1.06%高、ナスダック総合が1.13%高とともに2週続伸しました。
10月PECデフレーターは前年同月比2.3%と予想2.3%と一致も前回2.1%を上回りました。同様にコアも前年同月比2.8%と予想2.8%と一致も前回2.7%を上回りました。一方11月欧州HICPは2.3%と予想2.3%と一致も同じく前回2.0%を上回っています。欧米ではインフレ鈍化のペースの低減が見られるようになりました。それを受け12月FOMCでの利下げ確立も66%まで低下しています。
日本に目を向けると11月東京都区部CPIが前年同月比2.2%と予想2.1%前回1.8%を上回り日銀の利上げ可能性が高まっています。また植田日銀総裁の円安けん制発言などにより円高が進行、ドル円は150円を割れています。好調な米株ですが為替の影響により日本円ベースだとダブルトップを形成しているのです。言い方を変えればポートフォリオのパフォーマンスは冴えない展開だと言えるでしょう。
私は11月7日に相場見通しで弱気を継続しており想定通りです。この1年株価はハイパフォーマンスを記録しているので、価格調整が来るかは分かりませんが、時間調整は来てもおかしくはないと思っています。そもそも今は私にとってとても分かりにくい相場つきです。米国では利下げが始まってはいますがインフレ鈍化の低減により、そのペースと着地点が分かりにくくなっています。
確かにトランプ次期政権への期待は高いです。しかし財政悪化懸念や関税や減税によるインフレリスクはまだ顕在化していません。またマーケット自体のボラが高いのも積極的に参加する意欲を削いでいます。更に以前の振り返りでも言及した通りデカップリングが本当に在り得るのかは疑問です。中国、欧州、日本の景況感が良いとはとても言えるような状況ではありません。
さて日本の10月失業率が金曜日に発表されました。結果は2.5%と安定的に低失業率がキープされています。米国が4%前後で完全雇用という状況と比較すると、その低さは異様です。その裏返しに日本の賃金水準は米国に比べると低いです。そもそも日本は完全な民主主義とは言えないと考えています。社会保障が充実しており、その分国民負担が高いからです。成熟した社会と言えば聞こえが良いですが、低成長が常態化しています。
言い換えれば社会全体がリスクを取らない国とも言えるでしょう。其れは国民性とも言えますが、国の制度の設計上の問題とも言い換えられます。何回も言及していますが、正規雇用の会社員の権利が高すぎるのです。企業が社員をクビにできないと、自然に給与の上昇率が抑えられます。低成長な企業ならなおさらです。此れを私は労働市場の硬直化と呼びますが、個人も国も積極的にリスクを取れない原因となっています。
ではどう社会を設計すべきかというと、リスクを取りやすい環境を整えるべきです。雇用規制を緩める代わりに、セーフティーネットを拡充し、何回も個人や企業がチャレンジできる環境を整えるべきだと私は考えます。私は精神病で少なくとも上場企業には正規雇用される可能性は限りなく低いです。それを確認した時、私は挫折しました。障害を背負ってもチャレンジできる環境になって欲しいです。
最後に個人的な話、音楽を始めて2年半、私は後3年でプロのロックバンドのボーカルになりたいと思いました。そもそも私はプロの定義とはその道でお金を稼ぐ事としています。つまりどんな手段でも稼げればプロだと考えているのです。言い換えれば歌が絶対に上手い必要もありません。音楽業界の構造はファンがお金を払います。そう考えるとファンを獲得できればプロと言えるでしょう。
つまりセルフブランディングとマーケティングがキモとなってきます。インフルエンサーと同じです。となると私の得意分野です。どういう自分を演出しどの層にどのようにリーチするか、金融でやってきたことと重なります。そうならば、プロになれる可能性は高いと考えています。勿論音楽の技術も継続的に向上させますが、上手いからと言って稼げるわけでもありません。カネを稼ぐのが正義だからです。
今週もお疲れさまでした。本文に書いた通り、音楽でもプロを目指すようになりました。ファンを獲得するゲームをプレイしてみたいと思います。まずはインスタを拡充しています。良かったらフォローしてみてください。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。