ドル円2018年7月23日

   

【ドル円20180723】

『ロイターは21日、日銀は今月30、31日の金融政策決定会合で、金融緩和策の持続可能性を高める方策を議論する検討に入ったと報道。長期金利目標やETF(上場投資信託)など資産買い入れ手法の柔軟化などが選択肢になるもようと伝えた。』との報道がありました。

現在日銀の金融政策は世界的に見ても超緩和的で本来の金利調節から量的緩和に加え、株式や不動産投資信託の資産購入まで行っています。この弊害は、金利マーケットが抑えられて機能していないという事が挙げられます。

『金融緩和策の持続可能性を高める方策を議論する検討に入った』という事は、今取引されてない金利マーケットを健全化するための一歩なのかとは思います。また購入している資産の多角化も考えられます。しかし、この超緩和的な金融政策を行っていても、賃金の上昇、物価の上昇が思った通りにならない、そこが問題で、議論されても結局、日銀は現状の超緩和的な金融政策を変えることはできないと考えています。

ここで超緩和的な金融政策を放棄したら、確実に景気後退、リセッションが起こります。日銀の意図としては、現在の金融政策の出口を探っているのではなく、文字通りどうすればこの超緩和的な金融政策を持続できるか、議論に入るんだと思います。

この報道を受け、ドル円は先週113円を付けた後、110円後半まで円高方面に進みました。もちろんこの要因だけではなく、米国が中国に対して追加関税5000億ドルというニュースもきっかけでした。つまり、そういう円高方面に進む政治的なニュースが多く出たという事になります。

10日前、113円が上値のめどと記載しました。このラインは長期で見て押し返されているラインなので、ここを明確に超えるにはパワーが足らなかったという事だと思います。

【ドル円20180713】

113円を明確に超えるにはもう少し日柄が必要なんだろうと思っています。またいずれ、米国の堅調な景気が注目される時が来ると思います。米国決算発表シーズンももう少しでピークを迎え、株式のバリュエーションも立ってくるでしょう。その時また円安方向に向かうんだと思います。

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