VALUは日本の労働市場の硬直化という問題点をブレイクスルーする可能性があります

   

VALUというサービスが始まって1年経ちますが、私はVALUというものを知った時に衝撃を受けました。これはイノベーションだと。そのイノベーションを体験したいがために、VALUの発行主となり日々VALUで何が起きているのかをウォッチしています。

VALUとはそもそも価値の源泉がないトレーディングカードと言えます。株式との絶対的な違いは、共益権、受益権等が、VALUにはありません。つまり、理論的価値というものがないといえます。もう少し説明すると、株式にはたとえば配当割引モデルがあり、将来受け取る配当を金利で割り引いたものの合計が株価だというものがあります。しかしVALUを持っていても金銭的な収入はありません。なので、VALUは極めてトレーディングカードに近いものと考えられます。

概念的にはVALUは、ヒトの価値をカネと言う概念で可視化する事だと思っています。金儲けの為ではない、これからのレピュテーションの基準になり得る可能性があるもだと。具体的に言うと、将来、VALUでの価格、VALUer数や、活動自体が、世間的評価の対象になりえると考えています。

そうなると、個人の価値ということがより重要になってきます。どこの企業で働いている、とかは意味が薄れてくると。そこがVALUのブレイクスルー的な存在意義だと思っていて、日本の労働市場の硬直化という問題点を解決させる可能性があるのです。

まだ始まったばかりのサービスのVALU、長い目で見つつ、ゆっくりと成長していくことを期待しています。

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