2015年12月末:四半期MSCI指数とドル円のパフォーマンス

   

2015年12月末四半期のMSCI指数パフォーマンスです。MSCIコクサイ・インデックスとMSCIエマージング・マーケット・インデックスについて記録しておきたいと思います。

MSCIコクサイ・インデックスとは、日本を除く先進国を投資対象とする代表的な指標で多くの先進国株式投資信託のベンチマークになっています。特徴としては、構成の60%が米国株式で、米国株式に対する感応度が高いということが挙げられます。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは、新興国を投資対象とする代表的な指標で多くの新興国株式投資信託のベンチマークになっています。特徴としては、中国、台湾、韓国、ブラジル、南アフリカ、インド、ロシア等幅広く分散して構成されていることが挙げられます。

どちらもドルベースとなっており、両指数に投資する投資信託のパフォーマンスはさらにドル円の影響も受けることになります。

MSCIコクサイ・インデックス

9月末1593.37から12月末1684.15と5.7%上昇しています。上昇した要因としては、8月9月の中国への景気後退懸念より国際的に株式が売られた反動によるものと考えられます。12月には米国の利上げがありましたが、利上げのペースが緩やかになるとのイエレン議長のコメントを好感しました。その反面原油価格の低迷がマーケットの上昇を抑えた四半期でした。

MSCIコクサイ・インデックス1年チャート

201512MSCIコクサイ

Bloombergより

MSCIエマージング・マーケット・インデックス

9月末792.05から12月末791.47とほぼ変わらずでした。コクサイ・インデックスと同様にリバウンドしましたが、コクサイ・インデックスよりも戻りが鈍いです。理由としては、新興国の景気が悪いこともありますが、直接的には対ドルで新興国通貨が売られていることが理由と考えられます。

MSCIエマージング・マーケット・インデックス1年チャート

201512MSCIエマージング

Bloombergより

ドル円

9月末119.88から12月末120.52と若干の円安となっています。動き自体も小動きでしたが、黒田日銀総裁が6月10日、「実質実効為替レートでは、かなり円安の水準になっている」「ここからさらに実質実効為替レートが円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」と発言して以来、6月5日ピークの125.86円を超えていません。

ドル円1年チャート

201512ドル円

Bloombergより

まとめ

海外株式のパフォーマンスは、四半期ではリバウンド中心でしたが比較的堅調でした。しかし年次で見るとあまり良いパフォーマンスではありません。特に新興国株式の下落が目立っています。私は、今後もこのトレンドは続き先進国は緩やかな上昇を、引き続き新興国に関しては下落していくと考えています。詳しくは、2015年12月末相場見通し:株式ニュートラル国内債券オーバーウェイトをご覧下さい。

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