2023年6月1週振り返り(目標リターン)


おはようございます!週間ではダウ平均が2.02高と反発、S&P500が1.83高と3週続伸し、ナスダック総合は週間で2.04%高と6週続伸し、2020年1月以来の長期連騰を記録。終値で2022年4月以来の戻り高値を更新しました。

5月28日、私は相場見通しを弱気から中立に変更しました。株式のエクスポージャーを30%から40%へ引き上げたのです。私は安堵しました。長かった下落相場の終わりを感じたからです。2021年10月、私はインフレ懸念から相場見通しを強気から弱気に変更しました。そして懸念は顕在化して約1年半下落相場が続いたのです。その下落相場が債務上限問題の解決により終わりを告げました。

2019年2月にファンドを開始して以来パフォーマンスは今年5月末時点で34.2%です。年率換算で約7%のパフォーマンスを出してきました。ただこのファンドの期待リターンは年率5%程度です。コロナショック後の上げがそれほど大きかった事が伺えます。そもそもこのファンドの仕組みは、上昇時は株式のエクスポージャーを強めにしてついて行き、下落時は弱めにして耐えると言う戦略です。

それが功を奏し、昨年の下落相場でのパフォーマンスは0.2%のリターンで済んでいます。そして今年のリターンは既に3.1%と期待年率リターン5%の6割を稼いでいます。十分です、私は満足しています。下落相場は終わりました。後はリスクが減っていく過程で、時間をかけて株式のエクスポージャーを上げて行くだけです。そもそも長期投資において絶対にやってはいけない事が二つあります。

ショートをする事、レバレッジを掛ける事です。確かに下落相場ではショートを狙いたくなります。しかしながら見通しが外れた場合、大きなダメージを受けます。また株式は長期的に上昇していく資産です。その長期的に上昇していく資産をショートするのは勝ち目が薄いです。またレバレッジも一気に自分の資産を無くしてしまう可能性があります。逆説的にこの二つさえしなければ長期的に大きく損をすることはありません。

時間を味方につけるのです。そうすれば確実に資産は増えていきます。ただほったらかしは間違いです。リスクに合わせてポートフォリオを変化させることによりリターンは安定します。私には運用の目標があります。それは相場次第なところもありますが、10年で50%のリターンを出すことです。年率換算5%を単純に10掛けただけの数値ですが、10年安定したリターンを出せば結果を残したと言えると考えています。

現時点でのリターンは4年3ヵ月で34.2%、残り5年9か月で15.8%出す必要があります。そうすると年率3%程度で良い計算になります。今の所多分大丈夫だとは確信しています。しかしながら油断は禁物です。それを実現するためにはしっかりと相場を理解し、下落時のダメージを最小限に抑えなければなりません。資産を増やす事より減らさない事の方が重要なのです。

其の為には、いつも通り淡々とした日々の積み重ねが必要です。多分これからつまらない相場が始まります。上がったり下がったりを繰り返して徐々に上昇していく相場です。それでもそれが確実に起こる保証はどこにもありません。だからこそ毎日のルーティンをしっかりとこなし、パフォーマンスを上げる努力をしていかなければならないのです。私はそれを続けていきたいのです。

今週もお疲れさまでした。私は興味のある芸術の才能を伸ばそうと、最近絵画教室に通い始めました。其れはとても刺激的です。新しい事を始めるのは楽しいですね。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。