おはようございます!おはようございます!週間ではダウ平均が2.68%安、S&P500が0.96%安と反落、ナスダック総合が0.16%高と7週続伸しました。
高値圏で方向感が定まらない相場が続いています。長期金利は上昇傾向で4.2%まで上昇、外株のパフォーマンスは米金利上昇でドル円が上昇し好調です。決算もNFLXやTSLAのようなコンセンサスを上回る決算が出ています。経済指標もPMIを象徴に良好な数値を出しています。しかし上げ切らない、確かにGAFAMの決算待ちなんでしょうがバリエーションの高さが原因だと考えています。
先週の振り返りでも指摘した通りS&P500のPERは約24倍です。此れは来年の予想利益の24倍で株価が計られているという事と同義です。通常は18倍程度が心地よい水準だと思います。其れを大きく上回っているのは企業決算が増益基調なのと、金融政策が緩和方向だというのが要因です。正直怖いな、というのが私の気持ちです。リスクはあります。特に地政学的リスクは無視できません。
その中でも中東に目を向けてみましょう。イスラエルはそもそも世界で唯一のユダヤ国家です。中東、イスラムが中心の地域にできた国家です。そしてキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の中心であるエルサレムが在ります。2000年以上争ってきた歴史がある宗教が突然和解するわけがありません。それぞれが親の仇だからです。憎しみは憎しみを呼びます。根本的な解決は無理だと考えています。
そもそも争いが社会を発展させます。戦争技術がインターネットで革新を得たように、社会の発展には競争が必要です。企業間でも個人間でも競争があるからこそ、それぞれが成長していきます。其れと同じように国家間も競争があるから発展があるのは事実です。個人的に思うのが、その競争にはルールが必要だという事です。テロや核はルール違反だと考えています。
イスラエルに話を戻すと、もしイランが核を完全に掌握した場合、一発でユダヤ国家がなくなるリスクがあるのです。だからこそ核拡散防止条約のような国際条約が必要になってくるのです。北朝鮮もまた然りです。ただ彼らの言い分も理解しなければなりません。民主主義国家が完全な国家のカタチであるとの主張は傲慢だからです。それぞれの国家が、つまりソブリンティが尊重されるような国家間の取り組みが必要だと私は考えます。
つまり、民主主義、社会主義、それぞれがそれぞれの差異を認め、共存していく社会です。共存というよりも最低限地球が核によって壊滅しないようなのルールを設けるべきです。冷戦を経て民主主義国家が世界の主権を取り長い年月が経ちました。しかし社会主義国家は雌伏の時を経て、ウクライナ戦争を起こし、台湾有事の可能性を高めています。民主主義国家が自国の利益だけを求めた結果とも言えるでしょう。
リスクは高まってきています。それを感じる事、国際情勢を頭に入れる事、重要です。核が使われないように注視していかなければなりません。テロが起きるような断絶された社会を作ってはなりません。永遠の平和などない事は理解しています。しかしそれぞれが妥協点を探っていかないと物事はエスカレートしていきます。それを調整できる国家の代表が誕生していく事を祈るばかりです。
今週もお疲れさまでした。引っ越して25日が経ち、大分新しい暮らしにも慣れてきました。相変わらず飲み歩いていますが、音楽の為に生きるというそもそもの目標を失わず頑張って行きたいと思います。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。