2024年5月3週振り返り(様子見)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.24%高、S&P500が1.54%高、ナスダック総合が2.11%高とそろって5週続伸し、年初来ではS&P500とナスダック総合が11%超上昇し、ダウ平均も6%超上昇しています。

注目の4月CPI、前年同月比は3.4%と予想3.4%と一致も前回3.5%を下回りました。また前月比では0.3%と予想0.4%前回0.4%を下回っています。コアも前年同月比では3.6%と予想3.6%と一致も前回3.8%を下回り、前月比では0.3%と予想0.3%と一致も前回0.4%を下回りました。マーケットは想定以上にインフレが進んでいない事を歓迎し、主要3指数は史上最高値を更新しました。

私は4月5日に相場見通しを中立にしています。高値を更新した指数ですが、私は全くついて行きたいとは思っていません。私は今マーケットをフラットな目線で見ています。そしてマーケットはリスク許容度が上がりすぎているように感じられます。というのもゲームストップのような所謂ミーム株が高騰しているからです。つまりマネーが余っているように思われるのです。

かと言ってショートもしたくはありません。つまり弱気でもありません。今後マーケットは上がっていく可能性もあると思っています。ただ現時点では判断できないのです。それはインフレの行方についてです。今インフレ率は前述の通り3.6%です。それはインフレターゲットの2.0%とは程遠いと感じています。少なくても6月の利下げはないでしょう。そして今後そのインフレの行方がどうなるかは私にはまだ分かりません。

雇用が示すように順調に鈍化する可能性もあります。そしてその鈍化が低減していく可能性、更にはインフレ再燃という可能性も否定はできないのです。そう、私はもう少し事の成り行きを見ていきたいのです。ですから中立というスタンスは今の状態に非常にフィットしています。そもそも今年十分なパフォーマンスは出しています。年初来で4月末までに既に12.0%のリターンを得ているのです。

十分です。そして今無理してリターンを取るためにポジションを増やしたくありません。そう、ウェイト&シー、様子見です。大事なことは欲をかかない事なのです。ところで日本の10年国債利回りが1.0%に近づいてきています。ドル円も155円台と円安が続いています。日銀や政府にとっては苦しい状況なんだと推測できます。ただGDPがマイナス成長を示している中、緩和を積極的に解除して良いとも思えません。

そうなるとドル円がさらに上昇し、輸入物価が上がり、インフレが亢進します。そうなるとまた緩和の解除の要求が来て、つまり堂々巡りなのです。以前話した通り、日本にいる限りインフレヘッジをしなければならないと考えています。つまり株や債券に投資していかなければなりません。そしてその対象となるのが大手不動産株のような銘柄です。例え日本の金利上昇に寄りパフォーマンスが冴えなくてもいくばくか持ちたいと考えています。

つまり今までの考えに変化はありません。中立をキープし、ポートフォリオを出来るだけ分散させる、それさえしておけば安全です。私は過度なリスクは取りたくありません。主要3指数が史上最高値を付けたからといって、今ついて行きたいとは思っていません。また分かりやすい時が来ると思います。その時私は相場見通しを強気か弱気に変えていると思います。そして今はまだ判断できないので中立としているのです。

今週もお疲れさまでした。今週末はバンドのリハーサルがあります。そしてライブまで1か月となってきました。私も気合が入ってきています。頑張っていきます。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。