2024年2月4週振り返り(続・個別株ノススメ)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.30%高、S&P500が1.66%高、ナスダック総合が1.40%高と主要3指数がそろって反発しました。

注目のエヌビディアの決算は売上・EPS・見通し、全てコンセンサスを上回る好決算でした。株価は素直に反応、翌日16.40%と大きく上昇しました。マーケット全体も半導体セクターを中心に盛り上がり、S&P500は史上最高値を更新しています。さて、先週私は個別株ノススメと言うタイトルで、具体的な銘柄を挙げながら個別株をポートフォリオに組み入れる事を提案しています。

では何故今、個別株、それもグロースなんでしょうか。それは指数が高値を更新しているからです。例えば2020年3月24日、コロナショックのボトムの翌日、私は10年に1度の買い場として相場見通しを弱気から強気に変更しています。そしてその5月、ナスダックを指数に組み入れ更にハイパーグロース株も推奨しました。5月はナスダックが金利低下により明らかにアウトパフォームし始めた時でした。

結果論としては、確かに3月24日ナスダックを買うべきでした。しかし事実を確認し、何がどういう要因で買われているか確認してからでもそれは遅くありません。つまり5月に買っても遅くなかったのです。そして今回も同じです。AIブームにより指数が高値更新、そこで半導体銘柄を買う事が重要なのです。これからバブルのような事が起こるかどうかは私には分かりません。しかしマーケットはそれを織り込み始めています。

ならばポートフォリオに少々味付けとしてグロースを入れる事は悪いことではないと考えます。事実を確認してからでも遅くないのです。さて話は変わりマクロ感ですが、年初からは大分景色が変わってきています。CMEfedwatchによると3月利下げはわずか2.5%まで低下しています。また5月利下げも20%程度、6月利下げも60%程度まで低下しています。つまり景況感が強いことにより利下げが後ずれしていることが分かります。

ただし株価にとっては長い目で見ればあまり関係ないことと考えます。ディレクションは確かに利下げであり、今年中には利下げが訪れるからです。何故景況感が強いかは2月2週振り返りの中立金利で説明しました。中立金利が上昇している可能性が高く、それがディスインフレを阻害しているという内容です。ただし絶対値としてFF金利の5.25%は景気抑制的な水準であり、いずれディスインフレは進むと考えています。

つまり株価を売り込む理由がないのです。逆説的に言えば先の事は分かりませんが、上がりやすいと考えています。昨年後半に想定したS&P500の5000ポイントは優に超えましたが、それでもこれから株価が上昇していくと言う事にはそれなりの確度があると考えています。そもそもまだ金融相場が始まったばかりです。その後に業績相場、そしてリセッションが訪れます。

つまりまだ上昇相場の入り口に立ったところで、今後も台湾有事のような何か起きなければ上昇していくのです。それに備えた去年であり、今年は出来るだけ強気のポートフォリオを維持していくのが重要なのです。上昇相場は一般的には長いです。ですから出来るだけ粘る事が重要です。2022年1月からの下落相場は昨年終わり、上昇相場がまた訪れたのです。

今週もお疲れさまでした。2月1週に婚約をお伝えしましたが、残念ながら破談となりました。色々ありますが、前向きに生きていきたいと考えています。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。