おはようございます!週間では3指数がそろって6週ぶりに反落。ダウ平均は0.11%安と小幅安にとどまったものの、S&P500が0.42%安、ナスダック総合が1.34%安となりました。
注目の1月CPIは前年同月比3.1%と予想2.9%を上回るも前回3.4%を下回りました。コアも前年同月比3.9%と予想3.7%を上回るも前回3.9%と一致しています。依然ディスインフレを示していますが想定よりそのペースは鈍化していることが分かります。其れにより利下げ時期が後ずれし、3月の可能性は完全になくなり、6月になるかどうかとなりました。ただしいずれにせよ利下げは行われる訳で、大勢に影響はないと考えています。
さて、S&P500は史上最高値を更新、5000ポイントを上抜けました。昨年までの下落トレンドは完全に終わり上昇トレンドを形成していると言えるでしょう。我々のポートフォリオも強気を維持、エクイティのエクスポージャーは70%となっています。エクイティの内訳も安定的なMSCIコクサイ50%に加え、ナスダック100を20%とし、大型ハイテク株寄りとなっています。
このままでも問題はないです。ポートフォリオは高パフォーマンスを享受できる体制となっています。ただし、此れから利下げが行われます。ならばグロース株の時代が来る可能性があるのです。つまり今のポートフォリオに個別株を加える余地が生まれたと考えているのです。具体的にはナスダック100の20%はそのままで、MSCIコクサイを5‐7%削り、自分が思う個別株に投資しても良いでしょう。
候補ですが、本命は半導体、米株だったら勿論まずNVDAです。NVDAはGPUと言って半導体の中でも画像処理が得意な半導体を作っています。そのGPUは今、AI向けに使われるようになりました。データセンター向けにその業績は目覚ましく、株価も高値追いとなっています。またさらに小型株になればアームも良いでしょう。高機能スマホ向けの設計が伸びていて決算後急騰しました。
日本株なら、テスターのアドバンテスト、製造装置の東京エレクトロン、レーザーテックが良いです。いずれにせよAIと言うテーマはインターネット以来の世界を革新させる可能性のある材料です。もしかしたらバブルが起きるかもしれません。だからこそ、その恩恵を享受する半導体セクターをエクスポージャーに加える事は重要だと考えるのです。個別株の第一候補は半導体関連株と言えるでしょう。
次にゲーム関連株も面白いと思います。米株では、直近ディズニーがフォートナイトを制作しているゲーム会社エピックに出資すると発表しました。フォートナイトとは世界中で人気があり、自分のキャラクターを動かし世界観を楽しむゲームです。その世界にディズニーのキャラクターが現れるのです。発表後ディズニーは急騰しました。其れだけ成長が期待できるという事なのです。
また日本株では、任天堂も面白いと考えています。任天堂は人気のゲーム、そしてキャラクターを沢山抱えています。その保有しているキャラクターを映画化させました。此れはイノベーションです。映画化させることにより、映画で収益を上げるだけでなく、今までゲームをしてこなかった層をゲームに取り込めるからです。つまり任天堂は単なるゲーム会社でなくなりました。だから高いバリエーションが説明できるのです。
いずれにせよ、マーケット全体が上昇トレンドになり利下げに向かってグロースと言うテーマが戻る可能性があります。それに備え、ポートフォリオにグロースを加える余地があると判断しています。何が良いかは皆さん自身で考えてみてください。確かに安定な運用も魅力的です。しかし、攻めに出ることも重要なのです。是非個別株を検討してみてください。
今週もお疲れさまでした。今週は久しぶりにアキバのセッションバーに行きました。久しぶりに歌ったりギターを弾いたりできてとても楽しかったです。また絵もひと段落しました。趣味が充実した週でした。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。