2023年9月4週振り返り(満足感)


おはようございます!週間ではS&P500が2.93%安、ナスダック総合が3.62%安とともに大幅3週続落となり、ダウ平均も1.89%安と反落しました。

注目の9月FOMCは予想通りFF金利を5.25%で据え置きました。23年のドットプロットも6月の時点と変わらず5.50%と追加利上げの余地を残しています。此処までは特にサプライズはありませんでした。但し24年のドットプロットを6月の時点の4.50%(4回利下げ)から5.00%(2回利下げ)とし、FF金利をより長く高い位置でキープすることを示唆しています。これを受けマーケットは軟調に推移しました。

個人的な感想としてはドットプロットの引き上げに対しそこまでサプライズはありませんでした。何故なら経済が強いのは分かり切っていたからです。実際FRBも今年のGDP見通しを2.1%と6月の時点の1.0%から引き上げ、失業率の見通しも4.1%から3.8%に引き下げています。ですから私はFOMCを見た後、予定通り相場見通しを変更しました。エクイティのエクスポージャーを10%引き上げたのです。

これで推奨ポートフォリオはMSCIコクサイ50%ナスダック100-10%先進国債券30%(為替ヘッジ有)金10%(為替ヘッジ有)となりました。つまりフルポジです。マーケットはFRBのタカ派の姿勢を受け下落しましたが、長期で見れば良い買い場だと考えているからです。何故ならどのような経路を辿ろうと次のアクションは利下げです。いずれバリエーションは拡大します。つまりPERは上昇します。

但し経済が強いことによって利下げの時期が後ずれしたことは確かでしょう。その事に寄り株価の上昇ペースも弱くなったことは確かです。以前考えていたようなS&P500が年末5000を上抜ける可能性は低くなったと考えています。但しいずれはその5000も上抜けていくでしょう。何故なら24年予想EPSは250でPER20倍を掛ければ5000になるからです。更に25年予想EPSは275です。そうなると来年5500も視野に入ってきます。

いずれにせよ、昨年のような下落相場は終わり上昇相場に転じたと考えています。その中で今回の下げは一時的な調整であり、言い直すと絶好の買い場だという事です。私は今年の3月後半から徐々にエクイティのエクスポージャーを上げてきました。そして結果的には半年かけてフルポジにしています。つまり株価自体よりも時間が大切でした。時間が経てばそれだけ利下げまでの時間が縮まりリスクが低減するからです。

去年は何時買うかがテーマでしたが今年の3月以降はどのように買うかがテーマだったと考えています。そして私は慎重を重ね徐々に株式のエクスポージャーを上げてきました。一気には買わずラストショットを残していたのです。其れが功を奏し今回の株式相場の下落で追加できました。その点では私は今回の一連の買い方に満足しています。上昇相場とは下落相場と違いボラが低下していきます。

つまり此れから株式相場は上下を繰り返しつつゆっくりと上昇するでしょう。それはつまらない相場かもしれません。しかし想定外のシナリオが起こらないかを日々チェックしていく必要があります。いつも言う淡々とした日々の積み重ねです。其れさえ怠らなければパフォーマンスは必ずついてきます。今は強気ですし、それは長い期間キープする予定ではありますが、将来何が起こるかは分かりません。

若しかしたらコロナショック2のようなことがあるかもしれません。台湾有事が起こるかもしれません。その時に然るべき対応が出来るよう、緊張感を持って相場と対峙していきたいです。いずれにせよ、繰り返しますが、今回の下げは一時的なものであり、その時の為にとっておいたラストショットを打てた事に満足しています。時間を掛けたかいがあったという事です。

今週もお疲れさまでした。就活2週目、方針が変わってきました。自分が今できる仕事よりも、やったことのない自分が成長できる仕事をやりたいと考えたからです。重い仕事を受けてみました。結果はどうなるか分かりませんが、チャレンジしてみようと思います。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。