2023年6月4週振り返り(我々に必要な思想)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.67%安と4週ぶりに反落し、S&P500が1.39%安と6週ぶりに反落。ナスダック総合も1.44%安と9週ぶりの反落となりました。

今週は政治が動いた週でした。特に中国とキューバは、キューバに新たな合同軍事訓練施設を設置するための交渉を行っているとの報道は衝撃的でした。台湾と中国、キューバとフロリダは距離的に一致します。しかし米国は侵攻をちらつかせてキューバを脅してはいません。つまり、この問題を台湾問題と混合するのは間違っています。問題は、バイデン政権が米国の防衛体制を強化して懇願外交の弱さを埋め合わせるかどうかなんです。

ブリンケン米国務長官は中国の習近平国家主席との会談を北京で行いました。2日間の訪中により米中関係に「前向きな一歩」があったと述べています。しかしこの会談自体が懇願外交と捉えられる可能性があります。何が言いたいかと言うと、外交とは交渉であり、お互いのパワーバランスが取れてやっと交渉が可能になるのです。中国が交渉のテーブルに着いた理由は、焦りからです。

米国はクワッドでインド太平洋の強化を行い、また決して堅調ではないといえる中国の経済成長を背景にやっと話し合いが行われました。それまでは気球を米国に飛ばすなど挑発行為を中国が行っても米国は制裁を行いませんでした。つまり見かけ上は中国のほうが立場が上になっていたのです。なぜそこまでして米国が中国と対話しなければならないかは、台湾防衛です。

中国に台湾を取られると、一気に中国は太平洋で自由になります。つまりハワイが目の前に迫るという事です。米国は防衛上どうしても中国に台湾を取られてはなりません。それは日本も同じです。次は沖縄、次は尖閣だからです。それを未然に防ぐための対話のテーブルなのです。その為には米国の国力が同盟関係を含め中国に対して対等以上でなければなりません。

その為の同盟強化なのです。しかしバイデン大統領は民主主義と独裁主義を分断させています。そもそものポリシーが間違っているのです。インドはカースト制度があり絶対に民主主義になりません。シンガポールも同じです。其処に必要なのは、ソブリンティなのです。ソブリンティとは国家主権を表し、お互いの国をリスペクトすると言う事です。それぞれのソブリンティを尊重することにより国際協力体制が整えられると私は考えています。

つまりバイデン大統領が幾ら国際協調を唱えグローバリゼーションを強化しようとしても、そのポリシーエラーにより達成は出来ないと考えているのです。その間に中国は一帯一路の強化により実質的な属国を増やしていくでしょう。我々民主主義国家がすべきことは、民主主義国家以外の国を理解しようとする気持ちです。彼らの文化や政治的背景を理解することから始めなくてはならないのです。それが出来なければ多数決では中国に勝てないままです。

今週もお疲れさまでした。先週まで一か月間遊び尽くしたので、今週はのんびりしています。普通のおじさんとは何かを自問自答する毎日です。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。