2023年3月2週振り返り(まだ下がれ)


おはようございます!週間ではダウ平均が1481.33ドル安(-4.44%)、S&P500が4.55%安、ナスダック総合が4.71%安とそろって大幅反落し、年初来ではダウ平均が3.73%安とマイナス圏に沈み、S&P500が0.58%高、ナスダック総合が6.42%高となりました。

注目の2月雇用統計、非農業部門雇用者数は31.1万人と予想20.5万人を上回るも前回50.4万人を下回りました。また失業率は3.6%と予想3.4%前回3.4%を上回り、平均時給は前年同月比4.6%と予想4.7%を下回るも前回4.4%を上回りました。私の印象はまちまちと言う感じでしたが、マーケットは失業率の悪化と平均時給の鈍化に反応、特に金利回りが大きく反応しました。

2年債利回りは4.605%と0.270%程度低下、10年債利回りは3.703%と0.205%程度低下しています。CMEfedwatchでは次回FOMCでの50bpsの利上げ幅の織り込みが38%と前日の70%程度から大幅に低下、ピークの金利予想も5.25%へ低下、年内利下げも織り込みました。此れだけ債券周りが動くことは珍しく、其れだけ雇用統計のインパクトが大きかったことを示しています。

通常金利低下は株式に支援的です。つまり金利が低下すると株式は上がる事が多いのです。しかし今回は違いました。金利が低下し債券が買われ、株式は売られたのです。此れは何を示唆するかと言うと、リセッションを織り込んでいるという事です。勿論SVBの信用不安等はありました、しかしそこは大した話ではないと考えています。本質は景気後退を懸念し債券が買われ株が売られたという事なのです。

また金融環境の緩みについて私は指摘してきました。テスラ、ARKK、ビットコインが高すぎる事が理由でした。それらが今週少しではありますが下がり始めています。金融環境が緩むと利上げ効果が低減されるので、もう少し引き締まって欲しいと考えていました。ですからこれらの銘柄群が下がり始めたのはインフレ鈍化の為に良い兆候だと考えています。ただもっと引き締まるべき、つまり株は下がるべきとは考えています。

テクニカルで言えばS&P500は日足200MAを明確に下回りました。またリセッションを織り込む債券と株の相関の変化はネガティブだと考えています。バリエーションもまだ十分高く、私は先週までフラットな目線でいましたが、今週になって株に対して下目線に変わりました。ただし急落は無いと考えています。何々ショックのような事はもう起こらないと考えているのです。

例えばもしリーマンが破綻したような事が起きても、政府は絶対に公的資金注入して救います。もう2度と同じ過ちを繰り返すことはないです。となればSVBが破綻したとはいえ、大きなところは絶対に破綻しません。金融機関の破綻から派生する金融ショックはもう起こりえないのです。となれば先ほど述べた通り、何々ショックのような株価の急落はないという事です。

ただ全てはデータ次第です。来週以降のCPIやFOMCでどの様な数値が示されるかによってマーケットの雰囲気はまた変わっていくでしょう。一つだけ言える事はインフレはまだ高すぎるという事です。少なくともFRBは利上げをするし、インフレターゲットの2%が見えるまでタカ派を貫きます。其れは確実にリセッションが訪れるという事です。ノーランディングと言う甘い話は無理があります。

今週もお疲れさまでした。今週はサロンメンバーが私の家に2泊し、遊び尽くしました。お気に入りのシガーバーに連れて行ったり、ワインを飲んだり。とても楽しい時間を過ごせました。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。