2022年1月3週振り返り(キープ ザ フェイス)


おはようございます!週間では、ダウ平均が4.58安、S&P500が5.71%安、ナスダック総合がが7.55%安となり、主要3指数がそろって3週続落しました。

ポイントオブノーリターン、私は先週ナスダック100は暫く15600を上回らない、引き返せない場所に来たと、先週の振り返りで言いました。それは大型テックが崩れ始めたことが理由でした。そして今週大型テックが明確に崩れました。ナスダック100は1週間で1000ポイント以上下落し14400となったのです。

チャート的にナスダック100、ダウ、S&P500の主要3指数すべてが日足200MAを下回り売りサインが出ています。上昇トレンド時では強いサポートとなったラインなので逆に強いレジスタンスになりそうです。私は決して弱気論者はありません。しかし昨年10月5日に相場見通しを弱気にして以来、マーケットが崩れる事は確信していました。

10月5日に相場見通しを弱気にして以来一時S&P500は10%上昇しました。私は見通しを外したことに対して謝罪したのです。しかし見通しは変更しませんでした。シナリオは崩れていなかったからです。そのシナリオとは、インフレ高進によりFRBがタカ派に転じ、スタグフレーションリスクが高まるというものです。

まさに今それが起きていますが、タイミングを3か月私は見誤りました。その原因はFRBがインフレは一時的と言う表現を使いハト派を貫いたからです。結局タカ派に転じたのは昨年12月でした。そこからマーケットはピークを打ち、今週の下落につながったのです。此処で言えることは信念を貫く事の重要さです。

私は自信をもって10月5日に相場見通しを弱気に変更しましたが、その後S&P500は一時10%上昇しました。しかし自分が想定するシナリオは崩れていませんでした。そのシナリオの根拠はインフレ率です。つまりインフレ率が低下していたら強気転換していたという事です。しかしそれは起こりませんでした。

だから私はマーケットが上昇しても強気転換しなかった訳です。ただし意地を張るとは違うと思います。私は元トレーダー、昨日買いだと言っても、今日売りだと言います。その位柔軟性を持たないと相場に太刀打ちできません。昨日までなかったニュースが今日出てくるわけです。それに対してレスポンスをして日々VEIWをアップデートするのが相場見通しであり長期投資の本質です。

信念を貫く事、意地を張らない事、一見矛盾する考えではあります。しかしこの微妙なニュアンスが分からないと、大変なことになります。惚れた銘柄だから売らない、金利が上昇していてもグロース株を売らない、そういった行動に出てしまうのです。株価が下落しているのに逆らってはいけません。トレンドについていくのがトレーダーです。

今週もお疲れ様でした。先週末からYoutubeライブを始めました。毎日1本アップデートしてます。先ずは100本動画をアップし登録者数を1000人まで持っていくのが目標です。応援よろしくお願いします!来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。