2022年8月1週振り返り(その差異)


おはようございます!週間では、ダウ平均が41.66ドル安(-0.13%)と3週ぶりに小幅反落となったものの、S&P500が0.36%高、ナスダック総合が2.15%高とともに3週続伸となりました。

注目の7月雇用統計、非農業部門雇用者数は52.8万人と予想25.0万人前回39.8万人を大きく上回りました。また失業率は3.5%と予想3.6%前回3.6%を下回る良好な結果でした。一旦リセッションを否定する数値であり、長期金利は2.827%まで上昇しています。さて、マーケットはインフレ高進にも関わらず堅調に推移していますが、私は違和感を覚えます。特に来年の利下げを織り込んでいる訳で極めて楽観的に思えるのです。

私は通常のリセッションとスタグフレーションとの差異を理解していないと考えています。2018年12月FRBはFOMCでFF金利を2.5%まで引き上げ、更に利上げを続けるとアナウンスし、マーケットは急落しています。しかしパウエル議長は翌2019年1月4日に利上げはしないかもしれないとFOMCでの発言を否定、マーケットは急落から戻りました。そして2019年7月に予防的利下げとし以降3回合計75bpsの利下げをしています。

その間長期金利は2018年10月3.2%から2019年8月1.5%まで低下し続けていました。リセッション懸念が起こっていたのです。その当時米中貿易戦争が繰り広げられていて、景況感は悪化していました。今と同じように2年債と10年債で逆イールドが起こったのも2019年8月です。そしてFRBは先ほど述べた予防的利下げを行いました。それは非常に効果的で、コロナショックが起こる2020年2月までマーケットを上昇相場へと導きました。

これはまさしくマーケットが今見ているシナリオだと考えています。要するに利上げ局面から景気後退が起こり、それによってFRBが利下げに転じると言う事です。しかし過去と今とは致命的な差異があります。それはインフレ高進です。FRBの命題は2つ、一つは雇用の最大化ですが、もう一つは適切なインフレ率の維持です。雇用を最大化するには利下げが必要であり、インフレ高進に対応するには利上げが必要です。

この矛盾する2つの命題を上手くコントロールするのがFRBの役割なのです。そして今インフレは高進しCPIは9.1%です。インフレターゲットの2.0%を大きく上回っておりFRBの優先事項はインフレ高進を止める事です。それには利上げしかありません。つまりいくらリセッション入りしたとしても、少なくとも簡単には利下げが出来ないのです。そこが冒頭で述べたリセッションとスタグフレーションの違いな訳です。

つまり、いずれマーケットは気づくはずです、今回はFRBは簡単には利下げをしないと。その時またマーケット下落相場に転じると考えています。そのトリガーはもう少し先かもしれません。私はマーケットに下落余地があると考えています。次の買いのタイミングはしっかりとインフレ率が収まり利上げ停止あたりではないでしょうか。そしてそれは少なくとも今年中には起こらないでしょう。先の事は分かりませんが、それまで日々の努力を怠らず、そのシグナルに気づけるようにしたいです。

今週もお疲れさまでした。今週は動画編集にハマっていました。10本以上編集して大分うまくなった感じがします。ついでにサロンの広告を作ってYouTube広告に出してみましたが全く効果がありませんでした。何事も経験ですね。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。