2022年11月1週振り返り(あとは祈るだけ)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.40%安と5週ぶりの反落となり、S&P500が3.35%安、ナスダック総合が5.65%安とともに3週ぶりの大幅反落となりました。

注目の10月雇用統計、非農業部門雇用者数は26.1万人と予想20.0万人を上回るも前回31.5万人を下回りポジティブでした。しかし失業率は3.7%と予想3.6%前回3.5%を上回りネガティブな内容となりました。その結果を受け、私は相場見通しを強気に変更しています。長かった、それが私の率直な感想です。昨年10月5日にスタグフレーションが訪れる事を想定し、相場見通しを弱気に変更して以来、やっと買い場が来たと考えたのです。

最近の経済指標の悪化は顕著でした。例えば10月ISM製造業景況指数は50.2と予想50.0を上回るも前回50.9を下回り、10月ISM非製造業景況指数は54.4と予想55.5前回56.7を下回っています。また10月総合PMIは47.3と予想49.3前回49.5を下回り、8月住宅価格指数は前月比‐0.7%と予想‐0.6%前回‐0.6%を下回りました。つまりFRBの利上げは確実に景気にブレーキをかけ始めているのです。そしてラストピースは雇用の悪化でした。

インフレ高進を抑えるためには、消費者がある程度痛まなければなりません。しかしそれが進んでいる傾向はありませんでした。今回発表された雇用統計は3.7%と悪化しています。それはFRBの利上げが雇用にも影響し始めたという事が言えるのです。そうなれば消費者の購買意欲低下から、インフレ高進も止まります。近いうちCPIは低下傾向となるでしょう。インフレはピークアウトするのです。

勿論FRBは来年前半まで利上げしていくでしょう。景況感も悪化していく可能性が高いです。しかし利上げのペースは鈍化し、いずれは停止します。それが見えてきたのです。今の状況を端的に言えば、最悪を十分織り込みその先を見据える状況だと言えます。ただし株価が急速にも戻るとも考えていません。コロナショック後の急速な戻りのような相場は来ないと考えているのです。つまりフラフラしながら、上を目指す展開を想定しています。

その理由はまずインフレ圧力の定着により、実質金利がマイナスになるような状況が起きえないと考えるからです。戦争や米中摩擦によるグローバリズムの後退により、世界の労働コストは高止まりします。つまり安い労働コストによる製品が少なくなるのです。そうなれば以前のような低金利を背景とした投資が行われません。それは特にグロース株に影響します。以前グロース株は戻らないと言及しましたがその考えは未だ変わっていないのです。

となると今までのようなナスダックが指数としてアウトパフォームする展開は想定できません。それよりも分散された指数のS&P500、更にMSCIコクサイを選好した方が良いです。いずれにせよ、ポートフォリオを本来の形、60/40つまり株式60%債券40%へ戻すタイミングが来たのです。勿論私の予想が絶対に当たるとは言えません。しかし不確実性の元、最良な選択肢を取ったと考えています。あとは祈るだけです。

今週もお疲れさまでした。今週は腰痛が治りかけ、少し散歩をしたり歌を歌ったりしています。あまり無理をするとまた悪化するので恐る恐ると言う感じです。歳を取りましたね。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。