おはようございます!週間では、ダウ平均が0.46%安、S&P500が0.13%安とともに5週ぶりに反落。ナスダック総合も0.25%安と4週ぶりに反落しました。
キャピタルゲイン税が今週のトップトピックでした。株式等の譲渡益の従来の倍にするとの報道から、米国株価は軟調な動きをしています。またビットコイン等の仮想通貨が急落しています。指標は引き続き好調でした。4月ドイツ製造業PMIは66.4と予想65.8を上回るも前回66.6を下回りました。
4月米国製造業PMIは60.6と予想60.5前回59.1を上回りました。3月新築住宅販売件数(年率換算件数)は102.1万件と予想88.6万件前回77.5万件を上回りました。今週はECBもありましたが、テーパリングは時期尚早とし緩和継続を約束しました。サプライズはカナダ中銀のテーパリングでした。
来週は注目指標が目白押しです。まず何といってもFOMCです。引き続きインフレの上昇は一時的とし、2023年末までの金融緩和継続を示唆するでしょう。テーパリングに関してはまだ話題に上らないと思います。しかしテーパリング自体は確実にやってきます。私は2022年中になると考えています。
そうすると今年後半には議論をし、マーケットを慣れさせる必要があります。具体的にはジャクソンホール辺りが目途となってくるでしょう。FOMCに関連して、PCEコアデフレーターの発表もあります。予想は1.8%と前回の1.4%を大幅に上回っていますが、インフレターゲットの2%はまだ超えない程度です。
また日本もBOJがあります。BOJは前回テーパリングを示唆しました。具体的にはETF購入枠の撤廃と10年国債利回りの変動幅の拡大です。日銀の発言としてはテーパリングを否定していましたが、事実上はテーパリングでした。その後日経は頭が重い展開が続いています。今回のBOJはサプライズもなく通過儀礼でしょう。
また米国と欧州では1-3期GDPの発表があります。まず米国は予想6.6%と前回4.3%を上回る見通し。一方欧州は予想-2.0%と前回-4.9%を上回るもマイナス成長が続く見通しです。ただ4-6期では欧州はプラス成長に回復することを織り込みユーロドルは上昇基調となっています。
全体感ですが、指標の好調を後押しに株価は世界的に好調です。しかし指標は一旦ピークを打ったように思われ、さらに米国では増税の議論が待っています。これまでのような一本調子な上昇は見込めないと考えています。ただし繰り返しますが、昨年のような大幅な下落もないでしょう。
もし多少の調整があった場合は、絶好の買い場となります。昨年とは違います。買ってればずっと上がっていく相場は終わりました。じわりじわりと時間をかけて上昇して行く相場が始まっています。それは雌伏の時とも言えるでしょう。この間にじっくりと知識を積み上げることができます。
今週もお疲れ様でした。今週は新しいPCを買い、ギターを接続したり、ゲームをやったり、ウナギを食べに行ったり、ワインをネットで買ってみたり、楽しんだ週でした。来週はフレンチに行ってきます。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。