おはようございます!週間ではダウ平均が1.00%高、S&P500が1.23%高、ナスダック総合が1.73%高とそろって続伸しています。また日経平均は2.57%上昇しています。
ボラティリティが低下しています。VIXは19.97と昨年2月21日以来20を下回りました。ダウは月曜日は230ドル高と3桁上昇したものも、火曜日は9ドル安、水曜日は60ドル高、木曜日は7ドル安、金曜日は20ドル高と小幅な動きに終始しています。
バブルの起点、私は先週そう言いました。そして相場はひたひたと週間では上昇し、主要3指数は史上最高値を更新しています。ボラティリティの低下は上昇相場の始まりを予感させます。今後暫くは株価は上昇していくのでしょう。その中でも日本株は魅力的な資産だと私は考えています。
2020年11月、私は日本株に強気になりました。理由は3点あります。まずグローバリズム回帰です。バイデン政権誕生により、ポピュリズム、ナショナリズムから、グローバリズム回帰の流れになりました。それはシンプルに言うと、モノ、ヒト、カネ、サービスの国際参入障壁が下がるという事です。それは、輸出国には非常に有利です。
また、日経はS&P500より輸出比率が高いです。この点でも日本株が米株をアウトパフォームする要因だと考えています。更に好調な中国に対しての輸出比率が高い事も言えます。その3つの要因で日本株に私は強気になったわけです。
日本株の騰落は外人投資家の売り買いによるものが大きいです。その外人投資家は日本株をどう見ているのかですが、先ずバリュー株、そしてシクリカル株と見ていると考えています。PERが米株に比べ比較的低い、更に景気敏感となると、いま外人投資家にとってエクスポージャーを増やす事は非常に魅力的です。
実際先週はTOPIXの上昇が顕著でした。トヨタが好決算に寄りアウトパフォームしたこともありますが、外人投資家の中でも特に大きな米系年金が動いた可能性があります。米系年金は規模の大きい息が長い投資家です。どの様に買うかと言うとまずTOPIX先物を買います。
何故TOPIX先物を買うかと言うと流動性が高いのでマーケットインパクトが低く済むからです。そしてある程度先物を買ったら昼のバスケット取引で先物を現物に変えます。実際に手口を見ると米系証券大手のJPMでTOPIX先物の買い手口が目立った週でした。
つまりJPMは日本株を米国で営業して推奨しているということが分かります。そしてその顧客は1社ではないと考えるのが普通です。つまり何社かの米系年金が継続して日本株を買っていくシナリオを考えています。その位今の日本株は外人投資家にとって魅力的な資産だと推測します。つまり日本株は買いなのです。
今週もお疲れ様でした。今週は鎌倉散歩をしました。殆ど外出していなかったのでたまにはリフレッシュしました。それ以外は自宅警備員です。異常なし!来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。