2021年9月1週振り返り(遠ざかるテーパリング)


おはようございます!週間ではダウ平均が0.24%安と反落した一方、S&P500が0.58%高と続伸し、ナスダック総合も1.55%高と続伸。年初来ではダウ平均が15.56%高、S&P500が20.75%高、ナスダック総合が19.21%高となりました。

注目の8月雇用統計、非農業部門雇用者数は23.5万人と予想75.0万人前回105.3万人を大きく下回りました。間違いなくネガティブサプライズ、そしてマーケットは混乱しました。一瞬為替はドル安に振れるも長期金利が上昇し、行って来い。どう反応してよいのかマーケットは迷ってしまいました。

株は景気敏感株が弱くなり、グロース株が強くなる展開。ナスダックは史上最高値を更新して引けています。しかし長期金利の上昇とは整合性がつきません。指標がネガティブなら本来長期金利は下がる方が自然です。つまりマーケットは整合性が取れないまま、雇用統計を消化しています。

ただ一つだけ言える事、それはテーパリングが遠のいたという事です。この雇用統計の数値では今月のFOMCではテーパリング開始を示唆できません。タカ派高官が相次いで早期テーパリングについて言及していましたが、結果パウエル議長の慎重姿勢が正解でした。11月のFOMCでテーパリング示唆が今の所可能性が高いという事です。

ではそれまで株式市場は、どうなるか、堅調になる可能性が高いと考えています。早期緩和縮小懸念の後退は、ポジティブに働きます。マーケットはテーパリングに過敏です。そのテーパリング開始が少なくても、すぐではなくなった、それだけが事実です。為替もドル安方向を見ています。となると新興国株式は更に強含む可能性が高いです。

話は変わって、日経、凄かったですね。菅総理辞任で吹き上げ、29000円台を回復、引け後も河野大臣総裁選出馬で更に上昇、CME先物は29610円で引けています。此処で一つだけいえる事、こういう時はショートはしてはいけません。上がったからと言って下がりません。政治要因に対して逆ポジをする事は絶対に禁物です。

今週もお疲れ様でした。今週は久しぶりに今日美容院に行き、その後河豚を食べに行きます。久しぶりの外食、楽しみにしています。そして来週8日は遂に2回目のワクチン接種です。やっとある程度安心できます。来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。