2021年8月4週振り返り(テロへの思い)


おはようございます!週間ではダウ平均が0.96%高、S&P500が1.52%高とともに反発し、ナスダック総合は2.82%高と3週ぶりに反発。ラッセル2000は5.05%高と3週ぶりの大幅反発となりました。

今週は週初から原油を始め下げていた素材が反発、それに伴いリスクオン。私の想定していた以上にリバウンドしました。そして金曜日のジャクソンホール、パウエル議長発言にマーケットは安心し、ナスダックとS&P500は史上最高値を更新して引けています。

ジャクソンホールは基本的にノーサプライズでした。事前のFRB高官の発言がかなりタカ派だった事もあり、テーパリング開始も考えられましたが、パウエル議長は石橋を叩いて渡るスタンス、今年中のテーパリング開始を再確認しただけでした。コンセンサスは9月FOMCでテーパリング開始発言、11月FOMCから開始という事を想定しています。

さて、話題はテロについて。今週アフガニスタンのカブールの空港近くで2回自爆テロが行われました。私は社会人として、テロのような悲しい出来事が起きて欲しくはないと当たり前に思っています。そして今回のテロは防げたような気がしてなりません。それは、米軍撤退のプロセスが余りに稚拙だったという事に起因します。

米軍の撤退自体は米国民の意思として尊重します。しかし、NATOを無視した撤退プロセスは、タリバン政権の誕生、そしてISISによるテロ、を間違いなく生んだと思います。それはバイデン大統領の責任です。つまり、NATOと協調して慎重にアフガニスタンからの米軍撤退を行っていれば、少なくともテロを起こすような隙を与えなかったと考えています。

ISISは混乱を起こしたいのです。そしてタリバン政権誕生により、民間人撤退のプロセスが混乱しました。そこにISISが付け入って混乱に乗じて混乱をさらに引き起こしたのです。話は戻り、誰に一番責任があったかはバイデン大統領だと考えます。繰り返し、アフガニスタン撤退のプロセスの選択ミスが致命的だったと。

それは国際社会での信用にもかかってきます。つまり今回のバイデン大統領の大失態は、欧州を中心とする同盟国に対しての信用失墜になってしまったという事です。折角トランプ大統領時代にギクシャクしていた欧米が協力体制に戻りつつある状況で、更に言うと中国へのプレッシャーを協力して掛けなければいけない状況での大失態。

国際政治上では、少なくても民主主義国家にとっては痛手でした。テロは許されません。しかしみすみす今回のようなテロを引き起こしたのはバイデン大統領だと考えています。この信用失墜に対してどう信用を回復させていくか、私は注目しています。その信用回復プロセスは非常に時間がかかると考えています。

今週もお疲れ様でした。ウーバーイーツばかり頼んでいます。マックがオイシイです。クセになりますね。2回目のワクチンは9月8日、もう少しです。それまで引きこもりは続きます。来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。