2021年8月3週振り返り(ジャクソンホールを前に)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.11%安、S&P500が0.59%安とともに3週ぶりに反落し、ナスダック総合は0.73%安と2週続落しています。

先週の振り返りではテーパリングについて言及しました。そして今週マーケットはテーパリングについて意識し始めたのです。まず8月17日のWSJでFEDウォッチャーのニックが観測記事を上げています。タイトルは『FRBの資産購入、「22年半ば終了」論に勢いも』で利上げの準備のためにテーパリングを22年半ばに終わらせるという内容でした。

また8月18日のFOMC議事要旨ではテーパリングの年内開始を示唆しています。株式は多少の調整で済みましたが為替が反応、特にシクリカル通貨の豪ドル米ドル、ポンドルの下落が顕著でした。豪ドル米ドルは昨年10月以来、ポンドルは年初来の安値になっています。また株式のセクターではシクリカル株が下落、エネルギー、素材、資本財が下落しています。

以前から私は素材の下落にフォーカスしていました。原油は7日続落で、今週8.94%下落。鉄鉱石は5週続落で、今週6.73%下落。銅は今週5.09%下落しています。素材周りの下落は経済活動が停滞し始めたことを意味しています。インフレどころかモノの値段が下がっているのです。それは今後の株価が停滞するという事を示唆しています。引き続き注視する必要があります。

経済指標も強気一辺倒から弱気がちらほら目立つようになってきました。米国7月小売売上高は-1.1%と予想-0.2%前回0.7%を下回りました。また中国指標の劣化が目立ちます。中国7月小売売上高は8.5%と予想11.5%前回12.1%を下回りました。また中国7月鉱工業生産は6.4%と予想7.8%前回8.3%を下回っています。中国景気の停滞も素材価格の下落へ影響していると考えられます。

そして日本株、下落が目立ちます。今週3.45%下落して27013円と年初来安値近辺で引けています。国内のデルタ株感染拡大に加え、中国の景気停滞。更にトヨタが部品の供給不足による大幅な減産を公表し大幅下落、9000円を割れて引けています。周辺企業の株価も下落していて、日経平均を押し下げました。日本の基幹産業の自動車が不調となると更なる日経平均の下落の可能性は高いです。

テーパリングの影響、中国の景気停滞による素材価格の下落、経済指標の劣化、此処へ来てネガティブ要因が増えてきたように感じられます。ただし弱気相場が始まったわけではありません。以前にも言及していますが、強気一辺倒の相場は終わり、つまらない相場が迫りくる訳です。

今週もお疲れ様でした。やっとワクチン1回目を受けました。私は糖尿病なので重症化リスクが高いです。コロナに罹ることは覚悟していますが、早く無事2回目を終わらせて、死なないようにしたいと思っています。来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。