2021年7月2週振り返り(金利はまたのぼりくりかえす)


おはようございます!週間では、ダウ平均が0.24%高、S&P500が0.40%高、ナスダック総合が0.43%高と、3指数がそろって3週続伸しました。

長期金利の急落、それは火曜日のISM非製造業景況指数がきっかけでした。数値は60.1と好不調の境目の50を大きく上回りましたが、予想63.5前回64.0を下回りました。マーケットは景気回復の鈍化、つまりピーク感を感じたわけです。長期金利は木曜日一時1.250%まで急低下しました。

そして株価も一時調整したわけです。これは明らかな織り込みすぎ、つまりオーバーシュートでした。何故なら来年のインフレは2%台で経済成長率も4%台、そんな米国の金利が1.2%台が適切だとは私は思いません。少しばかりの株の押し目は絶好の買い場だったのです。マーケットは過剰反応するものです。そういう時は勇気を振り絞り買いです。

さて、そんな金利の過剰反応も金曜日には落ち着きいつものマーケットに戻っています。これから個人的に有望なセクターはやはりシクリカル、バリューだと考えています。つまり金利上昇に賭ける所謂リフレトレードが再開されると考えています。それはいずれ長期金利は上昇するという想定の元の理論です。

また地域別では欧州を選択、シクリカル、バリューの割合が高いからです。米国はニュートラル、強いとは思いますがけん引役ではないと考えています。日本はアンダーウェイト、日銀の実質テーパリングや、欧米対中国の対立から輸出国としての不安定さ、を理由にあまり買いたい地域ではありません。

新興国に関しては様子見です。中国に関しては、短期的に政府からのテックへの圧力が高いですが、経済自体は成長率が6%台と高く魅力的だとは考えています。更に10年で考えると経済規模が米国を抜くポンテンシャルがあります。実際に中国が米国を抜くかどうかは分かりませんが、分散投資という面で保有する価値があると考えています。

いずれにせよ、適温相場は続きます。じわりじわりと株価は上昇して行くでしょう。懸念材料は為替です。特に豪ドル米ドルやポンドルといったシクリカル通貨が弱含んでいます。特に米長期金利が下落してるのにもかかわらず、シクリカル通貨が下落しているのには違和感を感じています。そういった面でも新興国は注視が必要と考えています。

今週もお疲れ様でした。今週はドライブに行ったりとても楽しい日々を過ごせました。人生が楽しくなってきました。感謝しかありません。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。