2021年5月2週振り返り(フォーカス オン シングルネーム)


おはようございます!週間ではダウ平均が1.14%安と反落し、S&P500も1.39%安と3週ぶりに反落。ナスダック総合は2.34%安と4週続落となりました。

今週は、先週の振り返り(インフレファイター)で記載した通り、CPIが予想を上回ったことから一時的に調整が起きました。コアCPIは前年同月比3.0%と予想2.3%前回1.6%を大幅に上回りました。週後半は持ち直して引けています。

さて私は個別株投資に関してはポートフォリオの味付けだと考えていますが、今は個別株投資、非常に難しい時期だと考えています。昨年はグロース株のパフォーマンスが良く、グロース株を持つだけでポートフォリオのパフォーマンスは上昇しました。

もう少し言うと、ポートフォリオにナスダックを入れるだけで、ポートフォリオのパフォーマンスに寄与していました。私も昨年5月13日相場見通しでナスダックをポートフォリオに組み入れましたが、昨年11月9日に全降りしています。理由はシンプルに長期金利の上昇懸念でした。

グロース株は今年になってパフォーマンスが良くありません。ただし個別株投資の場合はグロース株が効いてくる時もあるのでグロース株を全く含めないというのも良い選択肢ではないと考えています。つまりセクター分散する事が重要です。

具体的に過去に紹介してきたJPM、リオティント、TSMC、この3銘柄のように、銀行株、シクリカル株、テック、とセクターを分散させるという事です。その3銘柄の平均でベンチマークとなるMSCIコクサイを上回ることを目指します。この3銘柄の今年のパフォーマンスを紹介します。

1550.TがMSCIコクサイです。つまりベンチマークになります。MSCIコクサイの今年のリターンは17.2%。JPMが31.7%、リオティントが18.7%、TSMCが0.6%です。ここでJPM、リオティント、TSMCを3分の1ずつ保有するとパフォーマンスは17.0%となります。つまり、MSCIコクサイと変わらないのです。

如何にベンチマークを上回るのが大変なのかが分かります。さて時間軸をずらします。昨年11月9日相場見通しでナスダック全降りして以来のMSCIコクサイと3銘柄のパフォーマンス比較を行います。

MSCIコクサイは24.4%、JPMが42.1%、リオティントが49.0%、TSMCが27.2%です。3銘柄の平均は39.4%でベンチマークのMSCIコクサイを大きく上回るリターンを稼いでいます。此処から言える事は良い銘柄を長く持つとベンチマークを上回る可能性が高いという事です。

今の私の相場見通しは強気です。推奨ポートフォリオはMSCIコクサイ40%新興国10%日本債券30%現金20%です。例えば個別株投資をする場合、この中でMSCIコクサイの割合を減らし30%として1銘柄5%ずつ3銘柄保有します。そうすると、MSCIコクサイ30%JPM5%リオティント5%TSMC5%新興国10%日本債券30%現金15%となります。

個別株投資は3銘柄程度、多くても5銘柄に収める事が重要です。10銘柄も決算を詳細に見切れないですし、また10銘柄も持てばインデックスとパフォーマンスが変わらなくなります。厳選して、そしてポートフォリオに効くように5%程度はウェイトを持つことが重要なのです。

今週もお疲れ様でした。今週も、マンボウ!外に出るのは控えました(コンビニ以外)。コンビニは私の冷蔵庫!来週も宜しくお願いします。良い週末をお過ごしください。