2021年3月2週振り返り(ポートフォリオマネジメント)


おはようございます!週間ではダウ平均が4.07%高、S&P500は2.64%高と続伸、ナスダック総合は3.09%高と反発しています。日経平均は2.96%高で引けています。

2月3週振り返りでは、調整の予感とし、長期金利の上昇によるマーケットの調整の可能性について言及しました。そして調整は起こりマーケットは大幅に下落しています。2月4週と3月1週の振り返りでは、絶好の買い場として、その調整は一時的なものと示唆しました。またその金利感応度からダウが強くナスダックは弱くなるという事も言及しました。

先週マーケットは振り返りの通り反発しています。特にダウが強く史上最高値を更新して引けています。一方やはりナスダックはボトムを打ったもののフラフラとしている展開が続いています。そしてその傾向は暫く続くと考えています。長期金利は上昇して1.625%です。

そして景気回復を織り込んで長期金利は高止まりする可能性が高いです。そう考えると金利感応度が高いグロース株が多くを占めるナスダックに不利に働きます。引き続き金利上昇に強いダウをマーケットは選好していくでしょう。ここまでは先週までのVIEWと何も変わっていません。

今回は、まずこれから私が注目する10銘柄を紹介します。この中からインデックスに加え、セクターを分けて3銘柄ポートフォリオに組み入れると、ポートフォリオのパフォーマンスに寄与します。組み入れ比率は1銘柄辺りポートフォリオの5-10%程度が良いでしょう。

その前にまずは3銘柄個別を組み入れた場合の、長期投資の基本ポートフォリオを示唆します。MSCIコクサイ25%日経15%MSCIエマ10%個別株3銘柄で合計20%(株式合計70%)日本債券30%。基本的に昨年3月24日相場見通しを強気にして以来、株式の割合は多めです。では10銘柄を紹介します。

米国銀行株 JPM
米長期金利上昇の影響をダイレクトに受ける。

建機株 コマツ キャタピラー
シクリカル、強い中国の影響。金利上昇に強い。

鉱業株 リオティント ヴァーレ
シクリカル、強い中国の影響。金利上昇に強い。

半導体株 TSMC
半導体需要のひっ迫 ファウンドリー最大手

船株
商船三井 日本郵船
コンテナ価格の高騰

電子部品株
村田 TDK
グロース株だが、業績は回復基調

此処でポイントは、まずセクターを分ける事です。具体的に組み合わせとしては、JPM、コマツ、TSMC、のように銀行株、建機、半導体、と分散させることが重要です。そして何より大切なのが、3銘柄に収めるという事です。個別銘柄は10銘柄も持てばインデックスとパフォーマンスは変わらなくなります。

ポートフォリオのパフォーマンスの7割はアセットアロケーションによって決まります。つまり、ポートフォリオの株式比率と債券比率によってパフォーマンスの7割が説明されるという事です。銘柄選択の寄与度は3割です。つまり何を買うかは大した問題ではありません。どのくらい買うかが重要なのです。

次に地域別の見通しをアップデートします。まず米国は追加経済対策が可決しバイデン大統領の署名が成されました。これは非常にポジティブです。そして長期金利が上昇する中、景気回復を織り込んでダウを中心に株価は上昇していくでしょう。そして欧州、イタリアが再ロックダウンを発表したりネガティブなニュースもありますが、今週DAXが史上最高値を更新しました。

つまり、中国の輸出を中心に欧州は回復してきている事が言えます。さらにECBではFRBと違う施策に出ました。長期金利の上昇を抑制すると発表したのです。これは非常にポジティブです。またインフレ率もプラス圏に復活しています。となると直近印象の悪かった欧州が戻り始めたと判断できるのです。

此処から言える事は、MSCIコクサイが非常に良いという事。MSCIコクサイは米国、欧州に広く分散された指数です。個人的にS&P500だけを積み立てるという考え方は好きではありません。ただ一つだけ積み立てるとしたらMSCIコクサイだと考えています。その位MSCIコクサイはバランスが取れた指数だと考えています。

次に日経、これはオーバーウェイト継続ですが、一旦の踊り場に来ている印象です。何故なら欧米はワクチン普及が進んでいますが、日本は依然進んでいません。グローバリズム回帰の流れや決算が良い事、中国の輸出比率が高い事は有利ですが、今は少し休憩という印象です。ただいずれまたフォーカスされる時期か来るでしょう。

新興国、これもオーバーウェイト継続です。中国の停滞は一時的なものと考えています。停滞と言っても1-2月の輸出は前年同期比60%増と驚異的な数値を出しています。何といってもコロナを制した唯一の大国です。そして中国に輸出する資源国についても強気を維持します。いずれにせよ最近の新興国株の調整は一時的なものでいずれまたアウトパフォームすると考えています。

今週もお疲れ様でした。今週は相変わらず引きこもりでした。自宅警備員、異常なし!美味しいご飯でも食べに行きたいです。来週もよろしくお願いします。良い週末をお過ごしください。