2020年4月4週振り返り(新興国と中華秩序)


おはようございます!週間では、ダウ平均が1.93%安、S&P500が1.32%安、ナスダック総合が0.18%安となり、そろって3週ぶりに反落。年初来では、ダウ平均が16.69%安、S&P500が12.0%安、ナスダック総合が3.77%安となりました。

今週は揺れる原油相場でした。私も予想していませんでしたが、WTI先物5月限月はマイナス幅を記録しました。正にパニック売りが訪れたといって過言ではないでしょう。その原油相場も週前半は恐ろしい動きでしたが、週後半になるとだいぶ落ち着いてきました。

米国株式市場も落ち着きを取り戻し、週間ではほぼ変わらずとなっています。ただ少し気になるのが、素材輸出国を中心とする新興国です。特に通貨が目に見えて安い。金曜日ブラジルレアル円は史上最安値を更新しています。ここでブラジルレアル円の1年チャートを添付致します。

他の新興国通貨、トルコリラ円、メキシコペソ円、なども一律に安く脆弱な新興国にコロナウィルスが強く影響していることが分かります。新興国株価に関してはまだ底割れする水準ではありませんが、注視が必要だと考えています。ブラジルボベスパ指数の1年チャートを添付します。

一方、米国ではFRBが1日の債券の購入額を150億ドルから100億ドルに減額するという報道がありました。米国10年国債利回りは0.605%と低位安定しています。一時期の異常なドル不足と換金売りは去ったと考えてよいでしょう。その査証がFRBの債券購入額の減額です。

揺れる新興国、落ち着きを取り戻しつつある米国市場、この対比が鮮明になって来てる事は確かでしょう。そして今後この対比は暫く続く可能性があると考えています。ここまでが、株式市場に関しての解説です。

次に、中国について少し意見を述べたいと考えています。まず香港で民主化運動の中心人物が一斉逮捕されています。また南シナ海で他国に対して横暴を繰り広げています。これはコロナウィルスのどさくさに紛れて、また中国が自国主義を広げているという事です。

我々はこの行動を見逃してはならないと考えています。中国の自国以外は属国という考え方は、各国のソブリンティに反しています。国際社会でのマナーを正す必要があるのです。その為には各自が問題意識を持って国際情勢に興味を持つことが重要なのです。

今週もお疲れ様でした。大分マーケットも落ち着いてきて、のんびり過ごせたかもしれませんね。来週も宜しくお願いします。よい週末をお過ごしください。


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