おはようございます!週間ではダウが2.53%安、S&P500は2.12%安、ナスダックが1.76%安とそろって2週続落しています。
先週から拡大が始まった中国発のコロナウィルス、世界の死者が200人を超え、感染者数は1万人を超えました。米政府は中国全土への渡航警戒レベルを最高レベルに引き上げています。それを受け金曜日にマーケットは急落、ダウは600ドル安の28256ドルまで下げました。
1月月間ではダウは0.99%安、S&P500は0.16%安、ナスダックは1.9%高となり月前半の上昇からそこまで下がってはいませんが、チャートは崩れて来ています。注目はドル円、日足200MA上にあり、崩れるかどうかの瀬戸際です。
他に気になるのは長期金利です。米国10年国債利回りは1.50%まで急激に下がってきています。景気後退を急激に織り込んできています。しかし私はこれがオーバーシュートだと考えています。つまり長期金利は織り込みすぎだと。
株は確かに下がっていますが、数%程度の下落です。コロナウィルスによる一時的な下落と考えていて、景気後退がコロナウィルスによってもたらされると考えていません。となると、長期投資では絶好の押し目買いのチャンスだと思います。
SARSの時とは外部環境が違うのです。SARSの時はアウトブレイクから日本株は15%下がりましたが、ほとんど別の要因から下がっています。今回はFRBが昨年利下げをしているように外部環境が良い状態です。
確かにコロナウィルスは景気の腰折れ材料ですが、景気後退を招くような材料ではないと考えます。後は景気以上に、これ以上の犠牲者が出ないこと、拡大しないことを一市民として願うばかりです。
今週もお疲れ様でした。良い週末をお過ごしください。来週もよろしくお願いいたします。